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カエルの細胞は宇宙でも「ドーム」を作るのか

「両生類培養細胞による細胞分化と形態形成の調節」


代表研究者

浅島 誠
Makoto ASASHIMA

東京大学 理事(副学長)
専門 : 動物発生生物学、卵から親への形づくりと器官形成

TOPICS:

【浅島先生 スペシャル・インタビュー】
自然豊かな佐渡で過ごした少年時代の思い出や、かつての昆虫少年から今を生きる子どもたちへのメッセージなど、ユーモアたっぷりのトークをお届けします。

【宇宙実験サクッと解説 : Dome Gene編】
宇宙実験調査団のピカルが物知りハカセに突撃取材しました。 「Dome Gene」実験を徹底的に解剖します。

【宇宙実験準備リポート】
地上では宇宙実験に向けて着々と準備が進んでいます。 臨場感あふれる作業風景を最新の画像を交えてお伝えします。

【宇宙実験リポート】
「きぼう」での実験の状況について、実験装置からの映像や筑波宇宙センターでの地上管制の様子、発表資料などにより近況をお伝えします。

LINKS:
【東京大学 浅島研究室】
【産業技術総合研究所 器官発生工学研究ラボ】


実験の背景
浮力のある水中と陸上という異なる重力環境で過ごす両生類のカエル。本実験ではアフリカツメガエルの腎臓由来細胞を使って培養実験を行います。

実験の目的
地上で腎臓由来細胞を培養すると約10日目から「ドーム」と呼ばれる構造を作ります。微小重力の宇宙でも同様にドームは形成されるでしょうか?

実験内容
アフリカツメガエルの細胞を培養状態で打ち上げます。宇宙では比較のため、微小重力の状態と約1gの人工重力の状態で培養し、違いを観察します。

ココがポイント!
宇宙でヒトが暮らし、世代交代が行われる時代に向けて、発生・分化・形態形成が正常に起こるか、そしてそれらと微小重力との関係について、重要な手がかりが得られるものと期待されています。

実験結果(速報) [PDF: 320KB]
実験結果の速報をお伝えします。

成果
ツメガエル腎臓・肝臓由来の培養細胞を閉鎖空間であるISS内で培養し、それらの形態の変化及び遺伝子の働きを解析することによって、無重力と宇宙放射線の影響を解析しました。

本実験は2009年3月に実施しました。


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