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4.宇宙放射線被曝管理技術向上のために期待される成果 国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在する宇宙飛行士の宇宙放射線による被曝を適切に管理するためには、様々な種類で広範なエネルギー範囲の放射線からなる宇宙放射線による被曝線量をできるだけ正確に算定することが必要です。宇宙船内部において放射線量を実測することがもっとも確実な方法ですが、宇宙船内部においてすべてのエネルギー範囲の中性子を計測できるような機器は現在存在していません。このため、ISSにおける中性子による被曝線量の算定は、当面、中性子以外の宇宙放射線量をもとに計算モデルにより、算定する予定です。今回の中性子計測実験では0.025eVから10MeVまでのエネルギー範囲で中性子を実時間計測することができることから、このような計算モデルによる算定精度をある程度検証することが可能であり、今後の宇宙放射線被曝線量の算定精度の向上に資するものです。 5.宇宙放射線計測の実績及び今後の計画
表−1に、今までの宇宙放射線環境計測の実績及び今後の計画を示します。 表−1 今までの宇宙放射線環境計測の実績及び今後の計画 (PDF6KB) 6.NASA/NASDA(現JAXA)書簡取り決めの概要 6.1 枠組み
6.2 NASDA(現JAXA)およびNASAの役割分担 (1)NASDA(現JAXA)の役割
6.3 データの取扱
7. 実験装置開発・運用スケジュール 表-2に、実験装置の開発・運用スケジュールを示します。
また、運用計画は、以下の通りです。
最終更新日:2003年10月1日
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