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7月3日 13:02現在(MET 01/10:00)
日本時間7月2日午前3時02分(米国東部夏時間7月1日午後2時2分)に打ち上げられたスペースシャトルコロンビア(STS−94)は、打ち上げ約5時間後に第1次微小重力科学実験室(MSL−1)の立ち上げを実施しました。
宇宙開発事業団の開発した搭載装置大型均熱炉(LIF)は、ミッションスペシャリスト(MS)のドナルド・トーマス宇宙飛行士によって7月2日16時36分(MET0日13時34分)に装置の電源が入れられ、実験準備が整いました。
LIFの最初の実験である東北大学の山村PIのテーマは、7月2日21時41分(MET0日18時39分)に実験が開始されましたが、実験データが予測値と異なる挙動を示したため、研究者より実験の中断の指示があり、この試料での実験を7月3日0時11分(MET0日21時9分)に中止しました。実験試料を予備のものと取り替え、次の実験に影響がないように実験時間を短縮して実験を行っても十分な実験データを得ることができるとの研究者の判断により、予備の実験試料と交換し、7月3日3時27分(MET1日0時24分)に実験を開始しました。
実験は順調に実施され、日本時間7月3日11時12分(MET1日9時10分)に終了しました。山村PIは、解析に必要な実験データをとることができたとのことでした。
MET:ミッション経過時間(打ち上げ時間を0日0時0分とした経過時間)
PI:実験研究者