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スペースシャトルの管制は、発射直後にフロリダ州のケネディ宇宙センター(KSC)から、テキサス州ヒューストンのジョンソン宇宙センター(JSC)に引き継がれ、着陸までの期間、JSCで飛行管制が行われています。スペースシャトルとJSCとの間の交信は、通常、静止軌道に配置されたNASAの追跡データ中継衛星(TDRS)、ホワイトサンズ地上局、NASAの国内用通信衛星(DOMSAT)を中継して通信を行うため、地球の裏側でも通信はかなりの期間確保できます。
ただし、TV中継に使われる周波数帯(Kuバンド)は、電波の指向範囲が狭いため、音声通信などに使われる周波数帯(Sバンド)に比べて、スペースシャトルの姿勢などの影響も受けやすく、すべての時間帯をカバーすることはできません。
このTDRSが無かったアポロなどの時代には、追跡用の艦船まで動員し、世界中に配置した追跡局を使って宇宙船との通信を中継していましたが、TDRSの使用により、今では地上局の使用はごく一部となり、運用経費も大幅に削減されています。
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