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2011年2月25日(金) 午前6時30分(米国中部標準時間)
2011年2月25日(金) 午後9時30分(日本時間)
スペースシャトル「ディスカバリー号」の6名のクルーは、起床し、本ミッションで初めて丸1日を宇宙で過ごす日を開始する準備ができています。本日、クルーは、オービタの通常点検と国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングに向けた準備作業に集中する予定です。
クルーは、Brian Stokes Mitchellが演奏する映画「プリンス・オブ・エジプト」のサウンドトラック “Through Heaven's Eyes”で、米国中部標準時間2月25日午前5時54分(同2月25日午後8時54分)に起床しました。この曲は、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のマイケル・バラットのためにかけられました。今回のミッションでバラットは初めてスペースシャトルに搭乗しましたが、ISSへは2回目のフライトとなります。バラットは、2009年にISS第19次/第20次長期滞在クルーとして199日間宇宙に滞在しました。
本日の主要な作業は、6時間かけて行うディスカバリー号の翼前縁とノーズキャップの点検作業です。コマンダーのスティーブン・リンゼイ、パイロットのエリック・ボー、そしてMSのベンジャミン・アルヴィン・ドルーJr.は、地上の専門家が熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の状態を解析するために、スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)とセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)の特別なセンサとカメラを使用して、TPSの詳細な映像を取得する予定です。
本日後半に、バラットとMSのスティーブ・ボーエン、ニコール・ストットは、ドルーと一緒に、物資の開梱作業とミッション中に2回予定されている船外活動でドルーとボーエンが着用する船外活動ユニット(Extravehicular Mobility Unit: EMU)の準備作業を行う予定です。また、MSの4名は、2月26日午後1時15分(同2月27日午前4時15分)に予定されているISSとのドッキングに向けて、ランデブ機器の点検と、リンゼイとボーがスペースシャトルを誘導する際に使用するカメラのセッティング作業も行う予定です。
一方、ISSでは、欧州補給機(Automated Transfer Vehicle: ATV)2号機、「ヨハネス・ケプラー」のスラスタのテストが夜間に行われました。ATV2は、2月24日に「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)にドッキングし、その後24時間も経たないうちに、ISSの軌道をおよそ1マイル(1.6km)上昇させました(訳者注:実際には0.86kmの上昇)。スラスタの噴射は3分18秒間行われ、ATV2が計画通りにリブースト(軌道上昇)を実施できることを証明するとともに、次回のソユーズ宇宙船の運用(24Sの帰還と26Sの到着)に適した軌道にISSを上昇させました。
ISSのクルーは、後日ATV2のハッチを開ける予定です。
次回のSTS-133ミッションステータスレポートは、クルーの就寝時、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-133 MCC Status Report #02(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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