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2010年4月9日(金) 午前8時00分(米国中部夏時間)
2010年4月9日(金) 午後10時00分(日本時間)
ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のリチャード・マストラキオとクレイトン・アンダーソンは、スペースシャトル「ディスカバリー号」のペイロードベイ(貨物室)から約771kgのアンモニアタンクを国際宇宙ステーション(ISS)の一時的な仮置き場所に移動するのを支援した後、米国中部夏時間4月9日午前6時58分(日本時間4月9日午後8時58分)に6時間27分に亘る船外活動を終了しました。これはSTS-131ミッションで予定されている3回の船外活動の第1回目でした。
4月9日午前0時31分(同4月9日午後2時31分)に開始された船外活動の間に、ふたりの宇宙飛行士は「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォームから科学実験試料を回収し、ISSのトラス構造のひとつからレートジャイロ・アセンブリ(Rate Gyro Assembly: RGA)1基を交換しました。
両宇宙飛行士は4月11日と13日に予定されている本ミッションにおける2回目と3回目の船外活動中に、ISSの使い切ったアンモニアタンクの交換を終了させる予定です。ディスカバリー号は空になったタンクを地上に持ち帰り、タンクはISSに戻すために再充填される予定です。アンモニアは、ISSの冷却システムに使用されます。
本日、船外活動担当者はペイロードベイ(貨物室)の軽量型曝露実験装置支援機材キャリア(Lightweight Multi-Purpose Experiment Support Structure Carrier: LMC)から新しいタンクを持ち上げ、パイロットのジェームズ・ダットンとMSのステファニー・ウィルソンがこれをISSに移動するためにISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)で把持できるよう傾けました。MSのドロシー・メカフ・リンデンバーガーはISS船内から船外活動の指揮を執り、船外活動担当者の任務遂行を指導しました。
「きぼう」の実験結果である微小粒子捕獲実験装置/材料曝露実験装置(MPAC&SEED)は、分析のために地上に持ち帰ります。RGAはISSの航法システムの一部です。
今回の船外活動は、マストラキオとアンダーソン両名にとって4回目となりました。マストラキオはSTS-118ミッション中に3回の船外活動を実施し、そのうちの1回はアンダーソンと一緒でした。その時アンダーソンは、第15次長期滞在クルーの一員としてISSに長期滞在していました。
本日の船外活動はISS建設と維持のための141回目で、船外活動時間は合計879時間43分となりました。マストラキオはこれまでに4回の船外活動を実施し、活動時間は24時間40分でした。アンダーソンも合計24時間38分となる4回の船外活動を行いました。
ISS船内では、クルー達がディスカバリー号とISSの間で機器と補給品の移送を続けました。4月8日に「レオナルド」(多目的補給モジュール1)をスペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)から移動してISSに取付けました。このモジュールには、ISSに運ぶ機器や補給品、実験ラックが搭載されています。さらにディスカバリー号のミッドデッキにも貨物が搭載されています。レオナルドはディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)に戻された後、科学実験試料や機器、ゴミをISSから地上に持ち帰る予定です。
ディスカバリー号の宇宙飛行士は、4月9日午後0時20分(同4月10日午前2時20分)に就寝し、4月9日午後8時21分(同4月10日午前10時21分)に起床する予定です。
次回のSTS-131ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-131 MCC Status Report #09(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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