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2009年7月30日(木) 午後5時00分(米国中部夏時間)
2009年7月31日(金) 午前7時00分(日本時間)
軌道上に、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォーム、2機の小型観測衛星、そして新しい長期滞在クルーを残して、スペースシャトル「エンデバー号」のクルーは帰還準備を進めています。
エンデバー号は、米国中部夏時間7月31日午前9時48分(日本時間7月31日午後11時48分)に、米国フロリダ州NASAケネディ宇宙センター(KSC)に着陸する予定です。スペースシャトルは同日午前8時42分(同7月31日午後10時42分)に軌道離脱噴射を行い、降下を開始する予定です。着陸に備えて、エンデバー号のペイロードベイ(貨物室)は午前6時02分(同7月31日午後8時02分)に閉鎖される予定です。KSCの天候は、若干の降雨の可能性はあるものの、着陸には良好と予報されています。
7月31日のフロリダへの2回目の着陸機会は、軌道離脱噴射が午前10時17分(同8月1日午前0時17分)に開始され、着陸は午前11時22分(同8月1日午前1時22分)です。7月31日の着陸では、他のスペースシャトル着陸候補地は検討されていません。天候悪化により7月31日の着陸が無理な場合は、8月1日の着陸には代替着陸候補地が用意される予定です。
本日、エンデバー号のコマンダーであるマーク・ポランスキーとパイロットのダグラス・ハーリーは、スペースシャトルの帰還用システムの点検を実施し、全て良好であることが確認されました。クルーはまた、スペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)に搭載されたキャニスターから、2機の小型衛星の放出も行いました。ドラゴンサット(Dual RF Astrodynamic GPS Orbital Navigator Satellite: DRAGONSat)と呼ばれる最初の衛星は、GPS衛星のデータを利用して、軌道上を独立して飛行する衛星を監視する予定です。この2対の衛星は、テキサス州オースティンのテキサス大学とテキサス州カレッジステーションのテキサスA&M大学の学生によって設計され組み立てられたものです。
ANDE-2(Atmospheric Neutral Density Experiment-2)と呼ばれるもう1機の衛星は、地表面より200マイル(約322km)上空の希薄な大気の密度と組成を測定する予定です。
日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士である若田光一は、エンデバー号で帰還する予定です。若田は138日宇宙に滞在し、3期にわたりISS長期滞在クルーを務めました。エンデバー号の打上げ時に搭乗していたNASAの宇宙飛行士であるティモシー・コプラが、長期滞在クルーとしてISSに残りました。
エンデバー号のクルーは、7月30日午後5時03分(同7月31日午前7時03分)に就寝し、7月31日午前1時03分(同7月31日午後3時03分)に起床する予定です。次回のSTS-127ステータスレポートは、着陸後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-127 MCC Status Report #31(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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