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国際宇宙ステーション

STS-127 NASAステータスレポート#19

最終更新日:2009年7月25日
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2009年7月24日(金) 午後7時00分(米国中部夏時間)
2009年7月25日(土) 午前9時00分(日本時間)

ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のクリストファー・キャシディとトーマス・マーシュバーンは、7時間12分にわたる船外活動で、国際宇宙ステーション(ISS)の一番古い太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)が付いているトラスのバッテリ交換を終了させました。この船外活動はスペースシャトル「エンデバー号」のSTS-127ミッション期間中5回予定されているうちの4回目でした。

ふたりはP6トラスのための新しいバッテリ6台のうち4台を取り付けました。P6トラスでは、2対のSAW が電力を生成するために太陽光を受けます。ふたりはさらに、4台の古いバッテリを地上に持ち帰るために曝露機器輸送用キャリア(Integrated Cargo Carrier-Vertical Light Deployable: ICC-VLD)に収納しました。これにより、本ミッションの第3回船外活動でキャシディとMSのデイヴィッド・ウルフが開始した12台の新旧のバッテリの取付け・回収作業が完了しました。第3回船外活動中にキャシディの宇宙服内の二酸化炭素濃度が想定値を超えたため第3回船外活動の時間が制限され、その時点で残ったバッテリの交換作業は本日まで延期されていました。

ISS内部では、ティモシー・コプラが予定通りの作業を行いました。MSの若田光一とジュリー・パイエットがISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を操作して、古いバッテリが搭載されているICC-VLDをスペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)に受け渡しました。続いて、米国中部夏時間7月24日午後5時52分(日本時間7月25日午前7時52分)に、パイロットのダグラス・ハーリーとコマンダーのマーク・ポランスキーが、ICC-VLDを地上に持ち帰るためにエンデバー号のペイロードベイ(貨物室)に固定しました。

この船外活動はSTS-127で予定されている5回の船外活動のうちの4回目で、ISSの建設とメンテナンスのために実施された船外活動としては129回目、総時間は805時間42分となりました。さらにISSのエアロックから船外に出て実施された101回目の船外活動で、米国の船外活動史上217回目でした。キャシディとマーシュバーンにとっては2回目の船外活動でした。

ミッション期間中最後の船外活動は7月27日に予定されており、再びマーシュバーンとキャシディが、ISS船外の多様な作業に当たります。

ISSのクルーは7月24日午後7時00分(同7月25日午前9時00分)頃に就寝し、その30分後にスペースシャトルのクルーが就寝します。ミッションコントロールからのウェイクアップコールは、7月25日午前3時33分(同7月25日午後5時33分)に予定されています。

次回のSTS-127ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-127 MCC Status Report #19(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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