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2008年3月21日(金) 午後10時30分(米国中部夏時間)
2008年3月22日(土) 午後0時30分(日本時間)
スペースシャトル「エンデバー号」のクルーは、本日、センサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使ったスペースシャトルの耐熱シールドの後期点検を完了しました。この点検は、コマンダーのドミニク・ゴーリ、パイロットのグレゴリー・ジョンソン、そしてミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)の土井隆雄によって行われ、オービタ両翼の前縁部とノーズキャップの強化炭素複合材(Reinforced Carbon Carbon: RCC)パネルを含む、スペースシャトルの熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の詳細な検査が行われました。
地上チームはOBSSのスキャンにより収集された画像やデータを詳しく調べ、エンデバー号の耐熱タイルが大気圏再突入に問題がないことを最終的に確認する予定です。
この点検は通常、スペースシャトルが国際宇宙ステーション(ISS)から分離した後に行われるものですが、明日行われる本ミッション最後の第5回船外活動でOBSSをISSに収納する予定であるため、今回は早く行われました。2008年5月にスペースシャトル「ディスカバリー号」に搭載され運ばれる「きぼう」日本実験棟の船内実験室のサイズが大きいため、その飛行に備えてOBSSをISSに取り付けます。ディスカバリー号のクルーは、船内実験室をISSに取り付けた後、エンデバー号が残していったOBSSを回収し、機体の点検を行った後で地上に持ち帰る予定です。
クルーはまた、エンデバー号とISSの間で貨物や機材の移送作業も続けました。ロバート・ベンケンとマイケル・フォアマンは今晩、ISSの「クエスト」(エアロック)内で、体内から窒素の排出を促す“キャンプアウト”を開始しました。これは、明日6時間30分にわたって行われる予定の船外活動の開始前まで行われる予定です。
次回のSTS-123ステータスレポートはクルーの起床予定である3月22日午前11時28分(同3月23日午前1時28分)過ぎ、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-123 MCC Status Report #23(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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