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2008年3月21日(金) 午前3時00分(米国中部夏時間)
2008年3月21日(金) 午後5時00分(日本時間)
米国中部夏時間3月21日未明(日本時間3月21日午後)、宇宙飛行士のロバート・ベンケンとマイケル・フォアマンは、スペースシャトル「エンデバー号」のSTS-123ミッション4回目の船外活動を終了しました。第4回船外活動は6時間24分にわたり実施され、国際宇宙ステーション(ISS)建設のための108回目の船外活動となりました。
ベンケンとフォアマンは、ISSのトラス上に設置されている遠隔電力制御モジュール(Remote Power Controller Module: RPCM)という電力機器の交換を行いました。この作業の目的のひとつに、コントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyroscope: CMG)-2に供給する冗長電力を復旧することがありましたが、船外活動クルーは、Z1トラスのコネクタのひとつを取り外すことができませんでした。コネクタが取り外されるまでの間、CMG-2は現状のRPCMで運用を続けることになります。
本日の第4回船外活動の一番重要な作業は、あらかじめ損傷させておいた耐熱タイルにSTA-54というアブレータ(溶融材)を充填する、コーキングガンのようなタイル修理用耐熱材充填装置(Tile Repair Ablator Dispenser: T-RAD)の実証試験です。船外活動クルーは、以前のスペースシャトルミッションで損傷したタイルに似せて作られたものを含む、多様な凹みを持つ形状のタイルに、STA-54を充填しました。試験結果は地上に持ち帰られ、微小重力でかつ高真空の環境下でSTA-54がどのように機能するか、詳細な試験を受けることになります。
ベンケンとフォアマンはまた、ISSに新たに取り付けられたロボットアーム「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)の保護カバーと、「ハーモニー」(第2結合部)に取り付けられたままであったいくつかのロンチロック機構(打上げ時の固定機構)の取外しを行いました。これらの固定機構は、「きぼう」日本実験棟の船内実験室が、スペースシャトル「ディスカバリー号」に搭載されて2008年5月に到着するのに備えて取り外されました。
地上のミッションマネージャらは、デクスターの肩のロール関節に生じた問題が、ソフトウェアの問題かどうか調査を続けています。デクスターの肩関節は、昨日は正常に動作していましたが、担当チームが起動手順を実行したときに、エラーが検出されました。現在、デクスターの2本のアームは適切な位置に収納されています。
次回のSTS-123ステータスレポートは、クルーが起床する3月21日午後0時28分(同3月22日午前2時28分)過ぎ、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-123 MCC Status Report #21(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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