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2007年11月7日(水) 午後2時00分(米国中部標準時間)
2007年11月8日(木) 午前5時00分(日本時間)
スペースシャトル「ディスカバリー号」は、625万マイル(約1,006万km)にわたる15日間の飛行を終えて、米国フロリダ州に無事着陸しました。これにより、ディスカバリー号による34回目のミッションが完了し、ディスカバリー号は地球を238周回しました。
米国中部標準時間11月7日午後0時01分(日本時間11月8日午前3時01分)、STS-120ミッションのコマンダーであるパメラ・アン・メルロイの操縦でスペースシャトルは滑走路33に着陸し、23回目となる国際宇宙ステーション(ISS)組立てミッションを終えました。
メルロイ、パイロットのジョージ・ザムカ、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のスコット・パラジンスキー、ステファニー・ウィルソン、ダグラス・ウィーロック、パオロ・ネスポリおよびクレイトン・アンダーソンらディスカバリー号のクルーは、11月8日に米国ヒューストンに戻る予定です。同日午後4時(同11月9日午前7時)からエリントン空港の南の端にあるNASAのハンガー276でクルーの歓迎式典が行われる予定です。
ISSでの最長滞在記録を更新した本ミッションで、ディスカバリー号は、2,600立方フィート(約73.6m3)の与圧空間を持つ「ハーモニー」(第2結合部)をISSに運びました。ハーモニーの本来の設置場所にディスカバリー号が結合していたため、ハーモニーは一時的に仮の設置場所に取り付けられました。第16次長期滞在クルーは、次のスペースシャトルがISSに到着する前に、今後3週間でハーモニーの移設と使用準備を整える予定です。
メルロイは、滑走路でディスカバリー号の横に立って、「このミッションは、ディスカバリー号の状態がこれほどきれいですばらしくなければ成し得なかっただろう。このミッションの成功はNASAの皆さんの協力のおかげです。」と述べました。
ISSの第16次長期滞在クルーのコマンダーのペギー・ウィットソン、フライトエンジニアのユーリ・マレンチェンコおよびダニエル・タニは、12月の欧州宇宙機関(ESA)の実験棟の到着に向けて、ISSのシステム設定作業を進めていく予定です。タニは、152日間宇宙に滞在し、内148日間をISSで過ごしたアンダーソンと交代しました。
STS-120ミッションのクルーは、P6トラスの移設も行い、P6トラスとP6トラスの太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)は、恒久的な設置場所となるISSのトラスの端に設置されました。さらにそのSAWを再展開する際に起きた破損の修理も行いました。
次はスペースシャトル「アトランティス号」です。アトランティス号は11月10日に射点に移動する予定です。アトランティス号は、12月の初めにSTS-122ミッションでESAの「コロンバス」(欧州実験棟)をISSに運びます。ディスカバリー号は11月7日午後(同11月8日午前)に牽引されてスペースシャトル組立棟(Vehicle Assembly Building: VAB)に移動し、2008年4月のSTS-124ミッションに向けて準備が開始される予定です。
出典:STS-120 MCC Status Report #32(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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