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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーションステータスレポート#99-44
1999年 11月 12日(金)午後 2時(米国中部標準時間)
1999年 11月 13日(土)午前 5時(日本時間)
ヒューストンのミッション・コントロール・センター

 ヒューストンとモスクワの飛行管制官達は、地上から定期的にコマンドを送信して宇宙ステーション(ISS)の状況をチェックしていますが、特に問題はありません。

 ザーリャモジュールの使用可能な5基のバッテリの活性化作業(cycling)は今週終了しました。今回は来週開始する、さらに徹底した活性化作業(deep-cycling)の準備も行いました。来週から開始する活性化作業は各バッテリにつきおよそ5日かかります。バッテリは太陽エネルギーを電気に変換して蓄え、ステーションの各システムに電力を供給する働きをしています。バッテリを良好な状態に保つために、定期的に活性化作業を行うことになっています。

 ユニティモジュール内の初期通信システムは正常に稼働しています。右側アンテナと左側の低利得アンテナの稼働状況を確認するため、コマンドを毎週或いは1週間おきに送信してアンテナを切り替えています。

 その他にISSの回転(スピン)状況を測定し、回転率を調節する作業も毎週行っています。
 ISSはユニティを地球に向けた姿勢でゆっくりと回転して温度を均一に保っており、姿勢制御用の燃料消費を最小限に止めています。

 その他のISS各部の状態は全て良好で、ISSは遠地点242マイル(389.4km)近地点225マイル(362km)の軌道を周回しています。1998年11月の打上げ以来、すでに5594回以上周回しています。



最終更新日:1999年 11月 15日

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