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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーションステータスレポート#99-41
1999年 10月 26日(火)午後 1時(米国中部夏時間)
1999年 10月 27日(水)午前 3時(日本時間)
ヒューストンのミッション・コントロール・センター

 国際宇宙ステーション(ISS)の軌道を本日わずかに上昇させました。これはスペースデブリとの衝突を回避するための処置です。

 米国中部夏時間26日午前9時3分に軌道制御を実施しました。ザーリャの2基の軌道制御用エンジンを5秒間噴射して速度を毎秒1m増速し、ISSの軌道を約1.5kmだけ高くしました。

 コロラド州コロラドスプリングスの北米防空司令部(NORAD)は、ペガサスロケットの機体が国際宇宙ステーションの約1.4km以内を通過する見込みで、その最接近時刻は米国中部夏時間水曜日午前3時ころになるとの予測を、一昨日の日曜日に発表しました。 軌道変更の結果、ステーションとデブリとの最接近距離は約25km以上となりました。

 午前8時30分にザーリャのモーションコントロール・システムを使用して国際宇宙ステーションを噴射の姿勢へと変更し、33分後に噴射を実施しました。その後ユニティを地球方向に向けてゆっくりと回転するという、元の姿勢に戻しました。この姿勢ですと姿勢制御用の燃料を最小限に止め、外壁の温度を均一に保つことが出来ます。

 ステーションの全システムは良好に稼働しています。デブリに関する追加作業も予定されていません。

最終更新日:1999年 10月 29日

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