このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
 
JAXAトップページへ
 JAXAトップページへ宇宙ステーション・きぼう広報・情報センターサイトマップ
 
国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーションステータスレポート#99-39
1999年 10月 14日(木)午後 2時(米国中部夏時間)
1999年 10月 15日(金)午前 4時(日本時間)
ヒューストンのミッション・コントロール・センター

 国際宇宙ステーションの状態は良好です。その状況の中ヒューストンからユニティの初期通信システム経由でザーリャのコンピュータにコマンドを送信するという試験を再度実施しました。

 初期通信システムは追跡データ中継衛星(TDRS)を利用してヒューストンのミッションコントロール経由でザーリャにコマンドを送信することができます。TDRS衛星は他の衛星も利用するのですが、今回は木星の月"イオ"の近くをガリレオ宇宙探査機が通過しますので、その際のガリレオからの通信とかち合わないように、約10分ごとに切り替えて使用しました。

 先週と同様、宇宙ステーションの回転スピードを精密に測定して必要な調節が出来るよう、モーション・コントロールシステムを作動させました。今後およそ1ヶ月間、毎週日曜日にこの作業を実施する計画です。また、ヒューストン経由の通信ネットワークは毎週、月、水、金に使用し、記録したデータを比較してみることにもしています。現在のところISSはユニティを地球に向け、軸回りを、1秒間に0.3度のゆっくりとした速さで回転しています。これによりステーション全体を均一な温度に保ち、姿勢を保つために使用する燃料を最小限にすることが出来ます。

 さらに初期通信システムのアンテナを左アンテナから右アンテナに切り替えて、低い伝送速度で運用するようにコマンドを送信しました。2基のアンテナを定期的に切り替えるというこの手順は、初期通信システム全体を良好な状態に保つために実施するものです。

 国際宇宙ステーションは遠地点248マイル(約399km)、近地点230マイル(約370km)の軌道を回っています。昨年11月のザーリャの打上げ以来、5120周以上しています。

最終更新日:1999年 10月 19日

JAXAトップページへサイトポリシー