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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーションステータスレポート#99-31
1999年 8月 19日(木)午後 2時(米国中部夏時間)
1999年 8月 20日(金)午前 4時(日本時間)
ヒューストンのミッション・コントロール・センター

 国際宇宙ステーションでは今週、次にステーションに取付ける主要な構成要素であるロシアの製作する居住モジュールズヴェズダの到着に備えて、自動ドッキングシステムの軌道上試験を実施し、無事終了しました。

 この試験ではステーションが、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたズヴェズダ・モジュールとドッキングするのに必要な、いくつかの作業を実施しました。
 ヒューストンとモスクワの飛行管制官達はステーションのシステムをドッキング時と同様の稼働状態に設定し、モスクワからはステーションの姿勢をズヴェズダ・モジュールとのドッキング時の姿勢に変更しました。それからザーリャモジュールの自動ドッキングシステムを自動モードで試験しました。

 一方地上ではバイコヌールでズヴェズダの打ち上げ準備が進行しています。技術者達はズヴェズダモジュールに高利得の通信アンテナを搭載し、モジュールの直径が大きくなっている作業エリアの外壁に断熱カバー(サーマルブランケット)を取付けました。すでに打上げ前電気系テストの86パーセントが終了しており、全てのテストが11月の半ばに予定されている打上げ迄に予定どおり完了する見込みです。

 ザーリャ・モジュールの6基のバッテリの一つは、この数週間の稼働状況で劣化が判明したのでステーションの電力システムから切り離してあります。他の5基のバッテリは正常に稼働し、ステーションの運用に十分な電力を供給しています。バッテリの問題については解析を続けていますが、12月に予定されている次の組立飛行STS-101ミッションで、問題のバッテリとその関連電子機器を交換する方向で計画がまとまろうとしています。

 国際宇宙ステーションはユニティを地球に、ザーリャを宇宙に向けた、姿勢制御用の燃料が節約できる姿勢でゆっくりと回転し、両モジュールの外壁の温度を均一に保っています。遠地点高度249マイル(約401km)近地点高度236マイル(約380km)の軌道を92分で1周しています。1998年11月の打ち上げ以来すでに4240回以上地球を周回しています。



最終更新日:1999年 8月 23日

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