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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーションステータスレポート#99-27
1999年7月22日(木)午後2時(米国中部夏時間)
1999年7月23日(金)午前4時(日本時間)
ヒューストンのミッション・コントロール・センター

 国際宇宙ステーション(ISS)については、年2回実施することになっているザーリャのバッテリの深い充放電と、その他の機器の監視が行われています。

 バッテリ2は先週、バッテリ1は去る土曜日にこの充放電を済ませました。

 バッテリ3はこの金曜日に完了する予定で、現在バッテリ5の充放電作業計画を詰めているところですが、月曜日に開始する予定です。最後に残ったバッテリ4の作業は来月実施します。

 このバッテリの活性化作業はザーリャのバッテリをできるだけ長く保たせるため、半年ごとに実施することになっているものです。

 飛行管制官達は、初期通信システムと呼ばれるバックアップ通信システムの左側のアンテナを使った場合通信が途切れる、という現象の解明を続けています。このシステムは右側のアンテナを使った場合は正常に稼働しており、ISSの運用やコマンド送信には影響ありません。現在データ解析が続けられており、状況を把握するための追加試験も計画中です。

 ISSはユニティを地球に、ザーリャを宇宙に向けた姿勢で軸回りにゆっくりと回転し、外壁の温度を均一に保っています。

 軌道は、遠地点が255マイル(約410km)、近地点が237マイル(約381km)の若干の楕円軌道となっています。



最終更新日:1999年 7月23日

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