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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

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国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#02-53
第6次長期滞在クルー
2002年12月13日(金) 午後 4時00分(米国中部標準時間)
2002年12月14日(土) 午前 7時00分(日本時間)

 

国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗している第6次長期滞在クルーは、軌道上に滞在して3週間目の終わり近くに、4ヶ月間の滞在で予定されている科学実験を開始しました。

今週初めに、コマンダーのケネス・バウアーソックス、フライトエンジニアのニコライ・ブダーリン、NASAのISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティットは、人体科学実験の3回予定されているデータ収集のうち1回目を行いました。この実験は、長期宇宙滞在中の宇宙飛行士の体内の腎臓結石の危険性を調査するものです。この実験は、ペギー・ウィットソンが第5次長期滞在クルーに任命される前に開発したもので、地上の人間の腎臓結石に有効なクエン酸カリウムが、微小重力環境下で長期滞在する宇宙飛行士にも有効かどうか試験を行います。今週、バウアーソックスとブダーリン、ペティットはまた、毎月行われる肺機能の測定の1回目を終えました。この測定では、微小重量環境下、もしくは船外活動中に着用する宇宙服内といった通常よりも低い気圧環境下において、人体に悪影響を与える可能性がないかデータを収集します。

ぺティは、12月12日に、人体研究(Human Research Facility:HRF)ラックにあるガス分析/質量分析装置(Gas Analyzer System for Metabolic Analysis Physiology:GASMAP)の月例定期点検を行いました。GASMAPは、クルーの呼吸中のガスを分析し、これによりフライトサージャンが有酸素運動能力(aerobic capacity)を評価することができます。GASMAPはまた、心拍出量や肺活量、肺機能も測定します。

ヒューストンとモスクワのフライトコントローラは、今週延期された、第6次長期滞在クルーが唯一行う予定の船外活動の日程の再調整を続けています。バウアーソックスとブダーリンが行う予定のこの船外活動では、ISSの新しいP1トラスの艤装作業が引き続き行われる予定ですが、差し迫った作業ではないため、1月下旬に行うことが考えられています。

第5次長期滞在クルー(コマンダーのワレリー・コルズン、NASAのISSサイエンスオフィサーのペギー・ウィットソン、フライトエンジニアのセルゲイ・トレシェフ)は、スペースシャトル「エンデバー号」に搭乗し、悪天候による3日間の着陸延期後、12月7日にNASAケネディ宇宙センター(KSC)に着陸し、185日間の宇宙飛行を終えました。エンデバー号は、その2週間のミッションで第6次長期滞在クルーとP1トラスを運びました。ウィットソンとトレシェフは、12月9日にヒューストンのNASAジョンソン宇宙センター(JSC)に戻り、微小重力環境下での6ヶ月間の滞在を終えた身体のリハビリテーションを行っています。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日時、また地上のある地点からのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.govをご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://www.scipoc.msfc.nasa.govをご覧ください。

次回のISSステータスレポートは12月20日に、あるいは何か進展のあった時点で発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2002/iss02-53.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 

最終更新日:2002年12月16日

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