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国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#02-52
第5次長期滞在クルー(コマンダーのワレリー・コルズンと、NASAのISSサイエンスオフィサーのペギー・ウィットソン、フライトエンジニアのセルゲイ・トレシェフ)は、第6次長期滞在クルーの到着に向けた準備作業を引き続き行い、宇宙での23週目を過ごしました。 この週に、第5次長期滞在クルーは実験ラックの荷造り、点検、ラベル貼りを行い、「カナダアーム2」(国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム)を用いたP1トラスのISSへの取り付け作業のドライラン(手順確認)を行いました。クルーはまた、ISSの空気中の揮発性有機化合物を監視する揮発性有機物分析器(Volatile Organics Analyzer:VOA)の保守作業を行い、ISSの運動用トレッドミルのケーブルの交換作業を行ないました。彼らはまた、2000人以上の米国と日本の学生や教師にISSに搭載している遠隔制御カメラを用いて地球を撮影する機会を与えるEarthKam装置のセットアップを行いました。ウィットソンは2002年11月15日にカメラを停止させましたが、第6次長期滞在クルーは彼らのミッション中に再び起動する予定です。 スペースシャトル「エンデバー号」は、STS-113ミッションでP1トラスとともに第6次長期滞在クルーをISSに運ぶ予定です。P1トラスは今年打ち上げられるISSのトラス構造物の中で3番目のトラスです。P1トラスは、ISSの背骨の一部で、冷却用ラジエータや電力を発生する太陽電池パドル、そしてカナダアーム2が動くためのレールを支える11個の同じようなトラス構造物のひとつです。 来週のエンデバー号の打上げに向けた準備作業が来週続けられます。 ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日時、また地上のある地点からのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.govをご覧ください。 ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://www.scipoc.msfc.nasa.govをご覧ください。 次回のISSステータスレポートは、エンデバー号の打上げ後から発行されるSTS-113ミッションのステータスレポートに含めて、あるいは何か進展のあった時点で発行する予定です。
出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2002/iss02-52.html *併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。 最終更新日:2002年11月18日
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