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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#02-46
第5次長期滞在クルー
2002年10月4日(金) 午後2時00分(米国中部夏時間)
2002年10月5日(土) 午前4時00分(日本時間)

 

ヒューストンのミッション管制センター(MCC-H)は、運用状態に戻り、国際宇宙ステーション(ISS)の慎重な電源投入は計画通り進んでいます。ハリケーン「リリー」がMCC-Hに迫っていたためMCC-Hは電源が落とされ、大きな米国の太陽電池パドルの位置は固定されていましたが、現在は太陽追尾を再開しています。

ヒューストンのISS飛行管制機能は、10月3日午後6時00分に再開しました。これはリリーが直撃しないことが判明してから再開された、MCC-Hの再起動から約12時間後のことでした。

モスクワのミッション管制センター(MCC-M)のヒューストンサポートグループ(HSG)のメンバーは、リリーがメキシコ湾岸で猛威を振るっていて、上陸が不確かだった10月2日早くに、ISSの米国モジュールの制御を引き継ぎました。HSGはMCC-M内にバックアップコントロールセンター(BCC)を設立する、不測の事態に備えた計画に従って行動しました。彼らはロシアおよび米国の地上局を使用してISSと通信を行い、ジョンソン宇宙センター(JSC)の会議室に集合した飛行管制チームとの連絡を電話で頻繁に行いました。

BCCでの運用中は、ISSからの高速ダウンリンク(地上へのデータ通信)は利用できませんでした。太陽電池パドルの動作をモニタできなかったため、フライトコントローラは太陽電池パドルを固定しました。その結果、いくつかのペイロードやシステムへの電源供給が減少しました。現在、フライトコントローラにより電源の再投入の大部分が行われています。

ロシアとヒューストンのISS当局者は、BCCへの引継ぎとMCC-Hへの復帰のスムーズさおよびBCC自身のできばえを賞賛しました。HSGと米国のフライトコントローラおよびMCC-Mに本拠地をおく他の人々と、MCC-Hは、ちょうど今回のような不測の事態について2~3週間前に訓練したばかりでした。

リリーが10月2日に接近してきたため、MCC-Hの電源は念入りに計画された手順に従って落とされました。そしてMCC-Hの電子装置は防水プラスチックシートで覆われました。本日は、ほぼ正常運用に戻っています。

ヒューストンでのリリーへの警戒のため、ISSへ向けたSTS-112ミッションのスペースシャトル「アトランティス」の打上げは延期となりました。ISSにS1トラスを運ぶアトランティス号の打上げは、現在10月7日に予定されています。打上げに向けた準備が着々と進んでいます。

この状況のため、10月2日に予定されていたロシアのプログレス補給船(9P)のスラスタ試験は中止されました。プログレス補給船(9P)は、9月29日にズヴェズダ(ロシアのサービスモジュール)の後部ドッキングポートにドッキングした無人の補給船です。また、本日予定されていたプログレス補給船(9P)によるリブースト(軌道の引き上げ)も中止されました。

第5次長期滞在クルーのコマンダーのワレリー・コルズンと、NASAのISSサイエンスオフィサーのペギー・ウィットソン、ロシアの宇宙飛行士セルゲイ・トレシェフは、地上約240マイル(約386km)で、リリーへの対応に影響された1週間の仕事を終え、10月4日は比較的静穏な日を過ごしました。科学実験とISSの保守作業は続けられました。クルーはまた、ズヴェズダ後部にドッキングした無人のプログレス補給船(9P)からの荷降ろし作業も行いました。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日時、また地上のある地点からのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.govをご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://www.scipoc.msfc.nasa.goをご覧ください。

次回のISSステータスレポートはアトランティス号の打上げ後STS-112ミッションのステータスレポートに含めて、あるいは何か進展のあった時点で発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2002/iss02-46.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2002年10月7日

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