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国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#02-43
新しいプログレス補給船(9P)は、米国東部夏時間9月25日午後12時58分(日本時間9月26日午前1時58分)にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)へ向かっています。4日間のランデブーの後、15,000ポンド(6,750kg)のプログレス補給船(9P)は、9月29日午後1時07分(同9月30日午前2時07分)にズヴェズダ(ロシアのサービスモジュール)の後部ドッキングポートへ自動ドッキングする予定です。NASA TVでは、ドッキングの様子を9月29日午後12時30分(同9月30日午前1時30分)より放映する予定です。 第5次長期滞在クルーのコマンダー(船長)のワレリー・コルズンと、NASAのISSサイエンスオフィサーのペギー・ウィットソン、フライトエンジニアのセルゲイ・トレシェフは、今週の前半に、プログレス補給船(8P)のISSからのアンドッキングとプログレス補給船(9P)の到着に向けての準備作業、「デスティニー」(米国実験棟)での科学実験を行いました。 また、クルーは、10月2日午後2時~6時(同10月3日午前3時~7時)に打上げが予定されているスペースシャトル「アトランティス」とSTS-112ミッションのクルーの到着に備えて、準備作業(アトランティス号で地上に持ち帰る荷物の事前荷造り作業)を続けています。 プログレス補給船(8P)は、ごみや不要となった備品を載せて9月24日にアンドッキングした後、ISSから安全な距離をとって地球を周回しています。ロシアのフライトコントローラは、約2週間、プログレス補給船(8P)に搭載されているカメラにより北東ロシアのスモッグや煙を撮影する予定です。 STS-112ミッションでは、ISSにS1トラスが運ばれ、スペースシャトルのクルーによる3回の船外活動によって取り付けられる予定です。第5次長期滞在クルーは今週、その船外活動のために「クエスト」(エアロック)の準備を行いました。 また、新たなISS構成要素(S1トラス)の到着に備えて、ウィットソンは9月26日にISSのロボットアーム「カナダアーム2」を用いてS1トラスを取り付けるときと同じ作業を行い、訓練を行う予定です。 科学実験やISSの保守作業、クルーの健康維持作業が続けられる一方で、コルズンとウィットソン、トレシェフは米国アイオワ州と日本の学生との2つの教育イベントに参加しました。 ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日時、また地上のある地点からのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.govをご覧ください。 ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://www.scipoc.msfc.nasa.goをご覧ください。 次回のISSステータスレポートはプログレス補給船(9P)のドッキング後の9月29日に、あるいは何かのイベントが発生した時点で発行する予定です。
出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2002/iss02-43.html 最終更新日:2002年 9月26日
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