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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#02-42
第5次長期滞在クルー
2002年 9月20日(金)午後4時00分(米国中部夏時間)
2002年 9月21日(土)午前6時00分(日本時間)

 

第5次長期滞在クルーのコマンダー(船長)のワレリー・コルズンと、NASAの国際宇宙ステーション(ISS)サイエンスオフィサーのペギー・ウィットソン、ロシアの宇宙飛行士セルゲイ・トレシェフは、9月20日に宇宙滞在107日目を迎え、忙しい1週間を終えました。今週の作業は、9月16日のウィットソンによる(コルズンが補助)、デスティニー(米国実験棟)にある二酸化炭素除去装置(Carbon Dioxide Removal Assembly:CDRA)の修理作業から始まりました。CDRAはISSの空気から二酸化炭素を除去する装置で、2001年2月にデスティニーに搭載された状態で打ち上げられて以来、完全には機能していませんでした。

問題は原因不明の漏れにありました。初期報告によれば修理は成功したようでした。9月19日にミッションコントロールセンターのフライトコントローラは、CDRAを起動し、24時間運転しました。フライトコントローラは、9月20日の朝、テレメトリデータからCDRAがISSに運ばれて以来初めて両方の吸着部(反応層)が正常に機能していることを確認しました。

ウィットソンは、9月16日に、ミッションコントロールセンターのISSフライトコントロールルームにて行われたNASAのショーン・オキーフ長官との会話の中で、NASAのISSサイエンスオフィサーに指名されました。オキーフ長官は、ISSの主要なミッションである科学研究に、より重点をおく時期が来たと語りました。

コルズンとトレシェフは、今週は毎日、無人のプログレス補給船(8P)への積み込み作業を行いました。プログレス補給船(8P)は、9月24日に、ごみや不必要となった備品・補給品を載せてISSからアンドッキングする予定です。プログレス補給船(8P)は、その後約2週間、搭載カメラにより北東ロシアのスモッグや煙を撮影しその画像を地上へ送信した後、軌道を離脱し地球大気中で燃え尽きる予定です。NASA TVでは、米国中部夏時間9月24日午前8時30分(日本時間9月24日午後10時30分)より、午前8時58分(同9月24日午後10時58分)に始まるアンドッキングの模様を放映する予定です。9月29日午後12時07分(同9月30日午前2時07分)に予定されているプログレス補給船(9P)のズヴェズダ(ロシアのサービスモジュール)の後部ドッキングポートへのドッキングの様子は、NASA TVで9月29日午前11時30分(同9月30日午前1時30分)から放映される予定です。プログレス補給船(9P)は、9月25日にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられる予定です。

ウィットソンは、9月15日に、新しい実験の準備としてデスティニーの微小重力研究グローブボックス(Microgravity Science Glovebox:MSG)を起動しました。この新しい実験は、気泡の形成および移動性の研究(Pore Formation and Mobility Investigation:PFMI)と呼ばれ、透明な物質を溶融し、溶融した材料中で気泡がどのように形成し動くのか研究する実験です。ウィットソンはPFMIの最初の実験を9月17日に始めました。

クルーはまた、スペースシャトル「アトランティス」で地球に持ち帰る荷物の荷造り作業を行いました。アトランティス(STS-112)は、10月2日以降に打ち上げられる予定になっており、ISSにS1トラスを運びます。アトランティスのクルーは、ISSにドッキング中3回の船外活動を行う予定になっており、S1トラスとISSとの間の流体・電力・データラインをつなぎます。船外活動はISSのジョイントエアロックから外に出て行われる予定となっており、第5次長期滞在クルーは今週、船外活動の準備を行いました。

フライトコントローラは9月18日にISSのロボットアーム「カナダアーム2」の重要な運用を行いました。カナダアーム2は、6月にSTS-111ミッション中の船外活動で手首ロール関節を交換してから正常に機能しています。今回の運用は、不具合(特にアームの関節への電力が切れたとき)を想定し、問題を解決する方法を模索するために行われました。この運用は無事成功しました。

クルーは今週終わりに、プログレス補給船(8P)から酸素を放出することによりISS内の加圧を完了しました。

9月20日には、アトランティス号の到着に向けた追加作業(回収品の荷造りとアトランティス号のクルーと船外活動についての交信)が行われました。9月20日に行われた科学実験は主に、宇宙での大豆の生長を観察する発展型植物栽培実験(Advanced Astroculture experiment:ADVASC)と、PFMIの最初の実験を終えることでした。

科学実験と同様に、ISSの保守作業と毎日約2時間の運動を含むクルーの健康維持作業も週を通して行われました。コルズンとウィットソン、トレシェフは、9月17日に、米国ウィスコンシン州アシュランド地区の学生と会話をしました。クルーはISSの運動機器のビデオを見せ、学生からの質問に答えました。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日時、また地上のある地点からのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.govをご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://www.scipoc.msfc.nasa.goをご覧ください。

次回のISSステータスレポートはプログレス補給船(9P)の打ち上げ後の9月25日に、あるいは何かのイベントが発生した時点で発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2002/iss02-42.html

最終更新日:2002年 9月24日

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