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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#02-32
第5次長期滞在クルー
2002年 7月 19日(金)午後5時00分(米国中部夏時間)
2002年 7月 20日(土)午前7時00分(日本時間)



第5次長期滞在クルー(コマンダーのワレリー・コルズン、米国の宇宙飛行士ペギー・ウィットソン、ロシアの宇宙飛行士セルゲイ・トレシェフ)は、国際宇宙ステーション(ISS)の環境制御システムの大がかりな修理作業の1つを完了するなど、科学実験や修理作業などで忙しい1週間を過ごしました。

コルズンとウィットソンはともに7月15、16日に4時間ずつ費やし、デスティニー(米国実験棟)に設置されている二酸化炭素除去装置(Carbon Dioxide Removal Assembly:CDRA)の除湿部/二酸化炭素の吸着部(反応層)の交換を行いました。CDRAには同様の反応層が2つあります。交換された片方の反応層は、2001年2月にSTS-98ミッションでディスカバリーにより打ち上げられて以来、除湿部と吸着部の間の弁が開いたまま閉じなかったため、正常に機能していませんでした。もう片方の反応層は正常に機能し続け、ロシアモジュールの二酸化炭素除去装置も利用されました。

ウィットソンとコルズンは、取り外しから交換までの間、多少困難な状況に直面しましたが無事作業を終えました。地上の技術者とフライトコントローラたちは、CDRAが設置されている空気浄化ラックを再起動させました。CDRAは7月23日に起動され、無事交換できたことを確認するため、数日間運用される予定です。

第5次長期滞在クルーは7月17日に緊急医療訓練を行いました。これは、クルーを緊急医療手順に慣らすと共に、救急医療備品を最適な場所に格納し、利用できるようにするために行われるものです。

ウィットソンはまた、トラブルを起こした宇宙服のバッテリーの充電装置に関する作業を行いました。彼女からの報告は、問題を解決するための手順を作成する地上の技術者やフライトコントローラにとって有益なものでした。この問題は、充電する前に充電装置の中にバッテリーを入れて放電させようとしたときに発生しました。また、彼女は宇宙服のMetox二酸化炭素除去キャニスターの1つを再生しました。

いくつかの科学実験が、第5次長期滞在クルーにより行われました。これらの中には、薬剤を微小な風船に封入するマイクロカプセル静電処理実験装置(MEPS)での実験があります。第5次長期滞在クルーはまた、宇宙で大豆を栽培し、その油分・たんぱく質・炭水化物成分を改良する発展型植物栽培装置(ADVASC)に関する作業も行いました。微小重力研究グローブボックス(Microgravity Science Glovebox:MSG)は、密閉されたアンプル内での隔壁を使用した凝固実験(Solidification Using a Baffle In Sealed Ampoules experiment:SUBSA)を使った実験に使用されました。SUBSAは、半導体の改良のため、溶解した流体の動きを解明するための装置です。

第5次長期滞在クルーの3名は、7月16日に「宇宙でのおもちゃ(Toys in Space)」と呼ばれる教育プロジェクトに参加しました。彼らは、ブーメランや縄跳び、ビー玉を使って、科学的な法則を説明しました。この説明は、ヒューストン自然科学博物館およびニューヨーク市のアメリカ自然史博物館に集まった子供達からの質問を受けながら行われました。

ロシアの当局者はISSのリブースト(軌道の引き上げ)を8月1日に行うことを決定しました。これにより、次のロシアのプログレス無人補給船と、今秋のソユーズ宇宙船の到着に備え、ISSは最適な高度に上げられます。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日時、また地上のある地点からのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.govをご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州NASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://www.scipoc.msfc.nasa.govをご覧ください。

次回のISSステータスレポートは7月26日に、あるいは何かのイベントが発生した時点で発行する予定です。



出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2002/iss02-32.html

最終更新日:2002年 7月23日


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