国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#02-18
第4次長期滞在クルー
2002年 3月 29日(金)午後 4時(米国中部標準時間)
2002年 3月 30日(土)午前 7時(日本時間)
国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士カール・ウォルツとダニエル・バーシュは、本日(3月29日)、ISSのロボットアーム「カナダアーム2」の6個の関節を使い、問題のある7番目の関節を使用しないように機能を変更したソフトウエアを使用して、動作テストを無事終了しました。このテストは、STS-110ミッションでS0(エスゼロ)トラスをISSに取り付ける作業で、ロボットアームが実施するのと同じ動作をさせて実施しました。
地上の技術者は引き続きテスト結果の検証をおこなっていますが、このテストは、バックアップの運用系統の動作を評価してロボットアームの冗長度を確認するための重要なステップです。主系統のテストは木曜日(3月28日)に無事終了しました。
これらのテストは、4月4日に打ち上げを予定しているSTS-110の準備としておこなわれました。ISSのロボットアームは、スペースシャトルの貨物室からS0トラスを持ち上げて米国の実験棟「デスティニー」に取り付けるために使用されます。スペースシャトル・アトランティス号のクルーは、S0トラス取り付けのために合計4回の船外活動を行う予定です。
本日のロボットアームのテストで、ISS滞在クルーコマンダーのユーリー・オヌフリエンコ、ウォルツ、バーシュたちの多忙な1週間が終わりました。この1週間は日曜日(3月24日)にロシアの無人のプログレス7補給船が到着して始まり、予定より早く無事に終了したロボットアームのテストで終わりました。本日のテストは来週の月曜日(4月1日)に予定されていたものです。
科学実験活動も引き続いておこなわれています。本日はARIS-ICE振動特性実験、船外活動時の放射線モニタ装置(EVARM)、植物栽培(Advanced
Astroculture)実験などを実施しました。
ISSは高度約242マイル(389km)で飛行しており、主要なシステムは良好に稼働しています。ISSクルーの活動や今後の打上げ日時などについては、http://spaceflight.nasa.govをご覧ください。
ISSでの科学実験運用については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのホ ームページhttp://www.scipoc.msfc.nasa.govをご覧ください。
この次のステータスレポートは、4月4日に打ち上がる予定の、STS-110ミッションのステータスレポートに含めて発行する予定です。
出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2002/iss02-18.html
最終更新日:2002年 4月 1日
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