国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#02-17
ヒューストンのミッション・コントロール・センター
2002年 3月 24日(日)午後 4時(米国中部標準時間)
2002年 3月 25日(月)午前 7時(日本時間)
国際宇宙ステーション(ISS)に食料、燃料、補給品などを届けるために、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から3日前に打ち上げられたロシアの無人のプログレス補給船は、本日無事ISSにドッキングしました。
プログレス7補給船は、米国中部標準時間3月24日午後2時58分(日本時間3月25日午前5時58分)に、中央アジアの240マイル(386km)上空で、ISSのサービスモジュール「ズヴェズダー」後部のドッキングポートに静かに結合しました。数分後にはプログレス補給船のドッキングプローブとズヴェズダーの結合機構間の掛け金(hooks
and latches)により、2つの宇宙船はしっかりと結合されました。
コマンダーのユーリー・オヌフリエンコ、フライト・エンジニアのカール・ウォルツとダニエル・バーシュは、本日、プログレス補給船とズヴェズダー間の気密チェックを行ったのち両者間のハッチを開く予定です。プログレス補給船からの荷物の搬入は月曜日(3月25日)に開始する予定です。
このドッキングが無事におこなわれたことで、2週間後に予定されているスペースシャトル・アトランティス号によるISS組立フライトの打上げ準備が整いました。このフライトでは、ISSのトラス構造体の中央部分であるS0(エスゼロ)トラスを運び、4回の船外活動によりこれを実験棟「デスティニー」に取り付けます。STS-110の打上げは4月4日の予定ですが、正式な打上げ日は今週ケネディ宇宙センターでNASAのマネージャーが開催する飛行準備審査会(FRR)の場で決定されます。
ISSクルーの活動や今後の打上げ日時などについては、http://spaceflight.nasa.govをご覧ください。
ISSでの科学実験運用については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのホ ームページhttp://www.scipoc.msfc.nasa.govをご覧ください。
この次のISSステータスレポートは3月29日、または何かイベントが発生した際に発行する予定です。
出典:http://www.jsc.nasa.gov/pao/media/istat/archives/iss02-17.html
最終更新日:2002年 3月 25日
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