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国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#01-46 11月26日午後0時24分(同11月27日午前3時24分)に、ISSに届ける新しい補給品を満載したプログレス6補給船がカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、9分後には無事軌道に到達しました。プログレス6補給船は11月28日午後1時40分(同11月29日午前4時40分)にISSとドッキングする予定です。ズヴェズダ(サービスモジュール)の後部のドッキングポートに結合していたプログレス5補給船は、11月22日に切り離され、大気圏に再突入して焼失しました。 クルーはまた、TORUと呼ばれる手動ドッキングシステムのテストもおこないました。この装置はプログレス6補給船がズヴェズダ後部のドッキングポートに自動ドッキングする際に万一問題が生じた場合に使用されるものです。クルーはまた、STS-108の宇宙飛行士リンダ・ゴドウィンとダニエル・タニが船外活動で使用する一部の機材の準備をおこないました。ゴドウィンとタニは、来週エンデバー号がISSに結合しているときに4時間の船外活動を実施し、米国の巨大な太陽電池パドルを回転させる機構に断熱カバーを取り付ける予定です。この機構によりパドルは太陽を追尾して効率的な発電をすることができます。 ヒューストンのミッションコントロールセンターのフライト・コントローラたちは、パドルを回転させる際にこの機構(のモータ)で時々電流が過大になることを確認していました。これはISSが地球の陰に出入りする際の急激な温度変化に係わるものと考えられています。断熱カバーを取り付ければ温度変化が小さくなり、パドルの回転軸で生じている電流値の一時的な上昇をなくすことができるものと期待されています。 ただし、STS-108ミッションは第4次長期滞在クルーのロシア人コマンダーのユーリー・オヌフリェンコ、米国の宇宙飛行士ダニエル・バーシュとカール・ウォルツをISSに送り届け、第3次長期滞在クルーを帰還させることを第一の目的としています。 ISSのシステムは正常に稼働しており、ISSは平均高度247マイル(約397km)の軌道を周回しています。 ISSのクルーは帰還の準備をする一方、実験活動として主に人体生理学関連の実験を引き続きおこなっています。自動化された微小重力材料実験も種々の実験をおこない実績を重ねています。ISSで実施する科学研究の全体管理は、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターでおこなっています。また、人体研究施設(HRF)はジョンソン宇宙センターで管理しています。詳細については、次のウェブサイトをご覧ください。 次のステータスレポートは11月28日、あるいは何かイベントが発生した時点で発行する予定です。
出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2001/iss01-46.html 最終更新日:2001年 11月 27日
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