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国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#01-42 船外活動は米国中部標準時間11月12日午後3時(日本時間11月13日午前6時)頃に開始され、カルバートソンとジェジューロフが、10月8日にジェジューロフとチューリンが手を付けたピアース(ロシアのドッキング室)の外部の整備作業を、今回で完了させる予定です。また、ズヴェズダの太陽電池パネルの1枚を点検する予定です。このパネルは2000年6月に打ち上げられた後、展開するのに失敗していたもので、ISSの運用への影響はありません。 第3次長期滞在クルーでジェジューロフとチューリンが過去2回実施した船外活動では、ピアースとズヴェズダとの間にデータおよび電力ケーブルを敷設し、またズヴェズダの外部に実験装置を2つ取り付けました。月曜日の船外活動では、ジェジューロフは赤いストライプの入った宇宙服を使います。ジェジューロフにとっては、8回目の船外活動となります。カルバートソンはこれが初めての船外活動で、青いストライプの宇宙服を使います。チューリンはISSの内部で船外活動をモニタし、船外活動クルーやテレビで見ているフライト・コントローラたちが見易いようにカナダアーム2と呼ばれるロボットアームを操作して照明をコントロールします。 第3次長期滞在クルーは12月にSTS-108シャトルミッションで地球に帰還する予定ですが、このとき交替要員となる第4次長期滞在クルーコマンダーのユーリー・オヌフリエンコ、フライト・エンジニアのカール・ワルツとダン・バーシュが到着します。スペースシャトル・エンデバー号はSTS-108で11月29日に打ち上げられる予定ですが、最終的な打ち上げ日は来週末に、シャトル・マネージャーとISS・マネージャーによる飛行準備審査会(FRR)後に確定されます。STS-108のクルーと第4次長期滞在クルーは、今週はケネディ宇宙センターで打上げカウントダウンのリハーサルを実施しています。 STS-108では、実験装置や補給品を搭載した多目的補給モジュール・ラファエロをISSに運ぶ他、エンデバー号の2人の宇宙飛行士が船外活動をおこない、ISSのP6トラス上の回転機構を断熱材で覆う作業をする予定です。この回転機構のベアリング部によりISSの太陽電池パドルは回転して太陽を追尾することができるのですが、このモータに一時的な電流値の上昇が生じるという現象が発生していました。技術者たちは、断熱材で覆うことによりこの現象を防ぐことができると考えています。 第3次長期滞在クルーは、月曜日の船外活動のために宇宙服や装備の準備をする他、今週もISSでの科学研究を引き続きおこなっています。研究テーマには、ISSにおける宇宙放射線の測定、糖尿病などの病気の治療薬開発に役立つ(タンパク質)結晶の成長実験などがあります。 ISSのシステムは正常に稼働しており、ISSは平均高度247マイル(約397km)の軌道を周回しています。 次のISSステータスレポートは11月12日の第3次長期滞在クルーの船外活動完了後、あるいは何かイベントが発生した時点で発行する予定です。 出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2001/iss01-42.html
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