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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#01-40
ヒューストン ミッションコントロールセンター 
2001年 10月23日(火)午前6時30分(米国中部夏時間)
2001年 10月23日(火)午後8時30分(日本時間)



2人のロシア人宇宙飛行士と、1人のフランス人宇宙飛行士が、米国中部夏時間10月23日午前(日本時間10月23日午後)国際宇宙ステーション(ISS)に到着し、緊急帰還用の新しいソユーズ宇宙船を送り届けるとともに、8日間の共同作業と研究活動を開始しました。

タクシークルーと呼ばれるこのクルーは、コマンダーのヴィクター・アファナシエフ、今回が初飛行となるフライト・エンジニアのコンスタンチン・コザエフ、そして欧州宇宙機関(ESA)のフライト・エンジニアのクラウディ・ハニャールから構成されます。クルーはソユーズTM-33を、アジア東部の240マイル(約386km)上空を飛行中の10月23日午前5時44分(同10月23日午後7時44分)に、ザーリャの地球側のドッキングポートに結合させました。クルーがカザフスタンのバイコヌール宇宙基地を飛び立った2日後のことでした。
(ドッキングの模様はこちら(28K56K)でご覧いただけます。(1分5秒)

ISS内部からは、第3次長期滞在クルーのコマンダーであるフランク・カルバートソン、パイロットのウラディミール・ジェジューロフ、そしてフライト・エンジニアのミハイル・チューリンがドッキングの模様を見守りました。空気漏れのないことが確認された後、ソユーズとザーリャの間のハッチが開かれ、去る8月にISSの住人となって以来、初めて訪問者と挨拶を交わしました。

アファナシエフはこれが4回目、ハニャールは2回目の宇宙飛行で、2人ともミール宇宙ステーションでの飛行を体験したベテランです。コザエフは今回が初の宇宙飛行になります。

ハニャールは欧州宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士として飛行しますが、ロシア航空宇宙局(Rosaviakosmos)との商業契約に基づいて、フランス国立宇宙研究センター(CNES)を代表して飛行することになります。ハニャールは新しいソユーズをカルバートソン、ジェジューロフ、チューリンに送り届けるのを支援するほか、8日間のISS滞在中に科学実験も実施する予定です。

ドッキングから数時間の間はISSを訪問したクルーは、まずカルバートソンからISSのシステムの安全に係わる説明を受ける予定になっています。ハニャールはこの説明終了後に、材料、生命科学、気象の分野の実験に着手する予定です。

このタクシークルーの3人は、来週火曜日の夜、10月30日午後7時41分(同10月31日午前10時41分)に、ソユーズTM-32に乗り換えてISSを離れることにしています。このソユーズは4月にISSに到着したもので、現在はピアース(ロシアのドッキング室)に結合しています。クルーはISSから分離した数時間後にはカザフスタンの草原に着陸する予定です。

第3次長期滞在クルーのメンバーは、12月のスペースシャトルエンデバー号によるSTS-108ミッションで第4次長期滞在クルーが到着した後、地球に帰還する予定です。エンデバー号の打上げは11月29日に予定されています。

ISSのシステムは正常に作動しており、ISSは平均高度247マイル(約395km)で軌道を周回しています。

来週は、第3次長期滞在クルーはタクシークルーの実施する作業と並行して、引き続き科学研究を実施する予定です。ISSで実施する科学研究の地上からの管理は、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターでおこなっています。また、人体研究施設(HRF)はジョンソン宇宙センターで管理しています。詳細については、ペイロード運用センターのウェブサイトをご覧ください。
     http://www.scipoc.msfc.nasa.gov

次のステータスレポートは、10月30日(火)に予定されているソユーズ・タクシークルーのISSからの分離後、又は何かイベントが発生した時点で発行する予定です。



出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2001/iss01-40.html

最終更新日:2002年6月20日

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