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国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#01-29 第3次長期滞在クルーのコマンダーであるフランク・カルバートソンは、ISSがカスピ海の南西250マイル*(約402km)上空を飛行中に、このロケットが上昇していくところを目撃することができたと報告してきました。カルバートソンは、軌道上からこのようなイベントを目撃するのは初めてだと言っています。 「ピアース」はプログレス補給船と同じ型の機器と推進システムを使ってISSへと向かい、9月16日午後8時8分(同9月17日午前10時8分)に、完全に自動的にドッキングする予定です。 カルバートソンとパイロットのウラディミール・ジェジューロフ、フライト・エンジニアのミハイル・チューリンは、今週は自動及び手動のドッキングシステムの点検をしたり、ドッキング室が接近してくるところを撮影するために船外のカメラを設定するなど、「ピアース」を受け入れるための準備をしました。 クルーはまた、自動ドッキングシステムがうまく作動しなかった場合に備えて、手動ドッキングシステムの操作の練習もしました。木曜日の夜に、ヒューストンとモスクワのフライト・コントローラたちは、地上から誘導してドッキングさせるテストをおこないました。このテストではヒューストンのミッションコントロールセンターから、姿勢制御の権限を「ズヴェズダ」モジュールのモーションコントロールシステムに委譲しました。ロシアのフライト・コントローラたちは「ズヴェズダ」のモーションコントロールスラスタを噴射させて、ISSの向きをドッキング時の姿勢に変更しました。フリードリフトの状態になってからロシアのモーションコントロールシステムはISSの姿勢を通常の姿勢に戻し、姿勢制御の権限を米国のコントロール・モーメンタム・ジャイロに戻しました。 新たに取り付けられるロシアのドッキング室は、将来ISSに到着するロシアの宇宙船がドッキングできる場所を追加するとともに、荷物の収納場所と、ロシアのセグメントで船外活動を実施する際に使用するエアロックを追加するものです。第3次長期滞在クルーは、「ピアース」を使って10月に船外活動を3回実施する予定です。3回の内2回はジェジューロフとチューリンが実施し、1回はカルバートソンとジェジューロフが実施します。これらの船外活動は、今回取り付けたドッキング室をズヴェズダに電気的に接続するとともに、いくつかの装置をドッキング室の外部に取り付けるために実施するものです。 クルーは睡眠時間をシフトする予定です。起床からちょうど6時間半経過したところで、9月15日午前7時30分に就寝します。そして9月15日午後4時に起床してすぐに、それから約4時間後に予定しているドッキングの最終的準備に取りかかる予定です。 クルーは、新しいドッキング室が到着するのに備える他、多くの科学実験の監視もしていました。ISSで実施する科学実験は、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターで管理しています。人体研究施設はジョンソン宇宙センターで管理しています。ISSで実施する科学実験の詳細についてはセンターのホームページをご覧ください。 ISSは平均高度240マイル(約385km)の軌道を周回しています。 次のISSステータスレポートは9月19日(水)、あるいは何かイベントが発生した際に発行する予定です。
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