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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#01-28
第3次長期滞在クルー
2001年 9月 13日(木)午後2時(米国中部夏時間)
2001年 9月 14日(金)午前4時(日本時間)



国際宇宙ステーション(ISS)では、第3次長期滞在クルーのコマンダーであるフランク・カルバートソン、パイロットのウラディミール・ジェジューロフ、フライト・エンジニアのミハイル・チューリンが引き続き作業をおこなっています。

第3次長期滞在クルーは、4ヶ月を予定しているISSへの滞在の5週目に入っています。クルーは色々な科学実験を実施するとともに、定期的にISSシステムの点検をおこなっています。また、クルーとフライト・コントローラたちは、金曜日に予定されている、ロシアの新しいモジュールを搭載したソユーズロケットをカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げる準備もしています。ロシアのエアロックとドッキングポートの役割を兼ねる、このドッキングコンパートメント「ピアース」を運ぶソユーズロケットの打上げは、米国中部夏時間9月14日午後6時35分(日本時間9月15日午前8時35分)に予定されています。「ピアース」はロシア語で埠頭を意味しますが、9月16日午後8時8分(同9月17日午前10時8分)に、「ズヴェズダ」モジュールの地球側のドッキングポートにドッキングする予定です。

先週の金曜日にクルーは、約5ガロン(約18.9リットル)の汚水をデスティニーの排水口から放出し、地上のコントローラたちは、排出された水が氷の結晶となった際の動きを観察しました。また、「PuFF」という実験のデータを初めて取得しました。この実験は、長期にわたり宇宙飛行をおこなう宇宙飛行士の肺の機能を調査するものです。クルーは人体研究(HRF: Human Research Facility)ラックに装備された装置を使って自分たちの肺の容積を測定しました。

ISSで実施するは実験は、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターで管理しています。人体研究ラックはジョンソン宇宙センターで管理しています。ISSで実施する研究の詳細についてはセンターのホームページをご覧ください。
    http://www.scipoc.msfc.nasa.gov

ISSは平均高度240マイル(約385km)の軌道を周回しています。 

水曜日の早朝にクルーは、火曜日に撮影した、世界貿易センター周辺から立ち上る煙のビデオ画像を送ってきました。また、今朝、日の出直前に撮影したニューヨーク市の映像も送ってきました。昨日カルバートソンは、「犠牲になった人々と関係者の皆様へ我々の祈りと思いを捧げます。」とニューヨーク攻撃の犠牲者への哀悼の言葉を述べました。

次のISSステータスレポートは9月19日(水)、あるいは何かイベントが発生した際に発行する予定です。




出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2001/iss01-28.html



最終更新日:2001年 9月14日

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