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国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#01-25 カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から火曜日に打ち上げられた無人のプログレス5宇宙船は、自動化された飛行を2日間続けた後、米国中部夏時間8月23日午前4時51分(日本時間8月23日午後6時51分)に、中央アジア上空で、ISSの「ズヴェズダ」サービスモジュールの後部ドッキングポートにドッキングしました。 ドッキングから数分後には、プログレスとズヴェズダ間の固定機構を閉じるコマンドが送信され、両者は固く締め付けられ、気密が確保されました。ハッチは本日遅くに開放される予定であり、ISSコマンダーのフランク・カルバートソン、パイロットのウラディミール・ジェジューロフとフライト・エンジニアのミハイル・チューリンは、およそ3,000ポンド(約1,350kg)の補給品や私物などを荷下ろしできるようになります。 プログレス補給船がISSに到着したことにより、ロシア語で桟橋を意味する「ピアース」と名付けられたISSの次のモジュールであるロシアのドッキングコンパートメントを、来月ISSに向けて打ち上げる準備がととのいました。このドッキングコンパートメントは、打上げ2日後に「ズヴェズダ」の地球側のドッキングポートに自動的にドッキングし、将来ISSを訪れるロシアの宇宙船が使うドッキングポートが追加されることになります。 ケネディ宇宙センターでは第2次長期滞在クルーのコマンダーであるユーリー・ウサチェフ、フライト・エンジニアのジム・ヴォスとスーザン・ヘルムズが、良好な状態で重力への再適応をしながら、地球での生活を愉しんでいます。3人は宇宙で167日間を過ごし、その内163日間はISSで過ごしていました。3人は昨日ケネディ宇宙センターに着陸したばかりですが、本日午後遅くに、ディスカバリー号のクルーのコマンダーであるスコット・ホロウィッツ、パイロットのフレドリック・スターコウ、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のパトリック・フォレスター、ダニエル・バリーと共に、ヒューストンのエリントン空港に戻る予定です。 第3次長期滞在クルーは、新たに到着したプログレス補給船に対応するほか、各種の科学研究の面倒も見ています。人体研究(HRF: Human Research
Facility)ラック以外の研究については、地上からはアラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターで管理しています。HRFについてはヒューストンのジョンソン宇宙センター内テレサイエンス支援センターで管理しています。ISSで実施される科学研究の詳細については次のウェブサイトをご覧ください。 ISSは平均高度240マイル(約385km)で周回しています。次のNASAステータスレポートは8月29日(水)、あるいは何かイベントが発生した際に発行する予定です。
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