国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#01-23 第2次長期滞在クルー
2001年 8月 1日(水)午後 5時(米国中部夏時間) 2001年 8月 2日(木)午前 7時(日本時間)
国際宇宙ステーション(ISS)への先日のスペースシャトルの訪問から1週間半が経過したところですが、第2次長期滞在クルーは、自分たちのISSでの任務を終了するための準備をしています。一方、ディスカバリー号(STS-105)は、1週間後の米国中部夏時間8月9日午後4時38分(日本時間8月10日午前6時38分)の打ち上げを目指して準備が進められています。この飛行ではISSに次の滞在クルーと、補給品を運ぶことを目的としています。
アトランティス号がその任務を終えてISSから出発するとすぐに、コマンダーのユーリー・ウサチェフとフライト・エンジニアのジム・ヴォス、スーザン・ヘルムズは、アトランティス号が運んできた補給品の荷ほどきと収納作業を開始するとともに、交代クルーの受け入れ準備を開始しました。
第3次長期滞在クルーはコマンダーのフランク・カルバートソン、パイロットのウラディミール・ジェジューロフ、フライト・エンジニアのミハイル・チューリンから構成されます。この3人はディスカバリー号で運ばれます。ディスカバリー号のクルーはコマンダーがスコット・ホロウィッツ、パイロットがフレドリック・スターコウ、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のダニエル・バリーとパトリック・フォレスターです。
STS-105のクルーと第3次長期滞在クルーは、日曜日にフロリダのケネディ宇宙センターに移動し、翌月曜日からカウントダウンが開始される予定です。
ディスカバリー号打上げのカウントダウンが開始されようとしている一方、地球の反対側のカザフスタンのバイコヌール宇宙基地では、5機目のプログレス補給船を8月21日に打ち上げる準備が進められています。続いて9月15日には、ISSに次に取り付けられる構成要素であるロシアのドッキング室(Docking
Compartment)が打ち上げられる予定です。このドッキング室にはロシア語で桟橋を意味する「ピアース(Pirs)」という名称が付けられています。
第2次長期滞在クルーのコマンダーであるユーリー・ウサチェフ、ヴォス、ヘルムズは帰還の準備をする一方、様々な分野の科学研究の面倒を見ています。人体研究(HRF:Human
Research Facility)ラック以外の研究については、地上からはアラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターで管理しています。HRFについてはヒューストンのジョンソン宇宙センター内のテレサイエンス支援センターで管理しています。ISSで実施される科学研究の詳細については次のウェブサイトをご覧ください。
http://www.scipoc.msfc.nasa.gov
ISSは良好な状態で平均240マイル(約386km)の高度を周回しています。 次のステータスレポートは8月8日(水)に発行する予定です。
出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2001/iss01-23.html
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