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国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#01-19 第2次長期滞在クルー 2001年 6月 13日(水)午後 4時(米国中部夏時間) 2001年 6月 14日(木)午前 6時(日本時間)
国際宇宙ステーション(ISS)第2次長期滞在クルーの宇宙滞在も100日になろうとしています。クルーは現在、ISSのロボットアームを使ってジョイント・エアロックの取り付け作業を確実に実施できるようにするための努力を続けています。 6月15日(金)は、第2次長期滞在クルーの3名のメンバー、コマンダーのユーリー・ウサチェフ、フライト・エンジニアのジム・ヴォス、そしてスーザン・ヘルムズが3月8日に第1次長期滞在クルーと交代するために飛び立って以来、宇宙滞在100日目にあたります。 一方、6月14日(木)にISSのカナダアーム2と呼ばれているロボットアームをテストする計画が進められています。このテストでは、次に打ち上げられる予定のISSの与圧構成要素であるジョイント・エアロックを取り付ける際に使う軌跡に沿って、ロボットアームを動かしてみることにしています。ジョイント・エアロックは、スペースシャトル・アトランティス号で7月12日頃にフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられる予定です。 このテストは米国中部夏時間6月14日午前10時(日本時間6月15日午前0時)頃に始まり、4時間行われる予定であり、次の2点を目的としています。1つはロボットアームを使って、ユニティにジョイント・エアロックを取り付けることができることを確認すること。もう1つはロボットアームの肩のピッチ方向の関節とコンピュータ間の通信が断続的に途絶えた原因を追求することです。ロボットアーム運用中のデータをさらに収集するために診断プログラムのパッチが開発され、すでにISSのコンピュータに組み込まれています。 ところで、スペースシャトルとISSのマネージャーたちは、ロボットアームの障害の原因究明が行われている間は、射点にアトランティス号を移動するのを見合わせることにしました。今のところ、7月12日の午前4時に打ち上げることを目標に、6月19日に射点に移動することにしています。ただし、この打上げを9月まで延期して、STS-105のディスカバリー号を8月5日以降にまず打ち上げるという選択もまだ残っています。STS-105は第2次長期滞在クルーと交代する第3次長期滞在クルーを運ぶ事を目的としています。 今週のクルーの作業には25時間以上におよぶ実験作業が予定されており、ISS始まって以来、科学研究活動でもっとも多忙な週となりました。人体研究(HRF)ラック以外の研究活動はアラバマ州NASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターから監視されています。人体研究(HRF)ラックは、ヒューストンのジョンソン宇宙センター内テレサイエンス支援センター(TSC)からモニタされコントロールされています。ISSで実行中の研究活動の詳細については次のウェブサイトをご覧ください。 http://www.scipoc.msfc.nasa.gov ISSは約240マイル(385km)の高度を周回しています。次のステータスレポートは6月20日(水)に発行する予定です。
出典:
http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2001/iss01-19.html
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