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国際宇宙ステーション・ステータスレポート#00-56 コマンダーのビル・シェパード、ソユーズのコマンダーであるユーリ・ギドゼンコ、そしてフライトエンジニアのセルゲイ・クリカレフは、プログレス補給船到着時のリハーサルを行い、使用する設備が完全に作動することを確認しました。 ギドゼンコとクリカレフは、必要な機器を作動させ、本番時の自動ランデブーとドッキング完了後に行う作業をシミュレートするなどの作業を行いました。このリハーサルでは、ISSを制御して適切な姿勢に変更する、あるいは自動ドッキングシステムKURSに不具合が発生したときのバックアップとして、手動ドッキングシステムTORUを起動しておく等の作業を行いました。クルーはプログレス補給船が結合する予定の、ザーリャの地球側のドッキングポートのデータケーブルの配線設定を、先週末にすませています。 プログレス補給船の打ち上げは米国中部標準時間11月15日午後7時32分(日本時間11月16日午前10時32分)、またドッキングは11月17日午後9時7分(同11月18日午後12時7分)を予定しています。プログレス補給船には約2トンの補給品や食料が搭載され、これらの荷物は到着後2週間で荷下ろしすることにしています。 クルーはこの他にも、医療機器を起動して体重や聴力を測定するなどの医学試験を行いました。また、固定されている自転車やトレッドミル(歩行器)で体力維持のための運動をしました。 数多くある器具や補給品などの在庫管理もクルーの日課の一部です。シェパード宇宙飛行士はいつものように機器の在庫管理をし、クリカレフ宇宙飛行士はバーコード式在庫管理ツールや在庫管理システムのソフトウエアを更新しました。ソフトウエアを更新する作業は明日も行う予定です。 ISSは良好な状態で240マイル(386km)の高度を周回しています。この次のステータスレポートは水曜日の午後3時(同木曜日午前6時)頃、または必要に応じて発行する予定です。
出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2000/iss00-56.html
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