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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーション・ステータスレポート#00-46
2000年11月1日(水)午前9時30分(米国中部標準時間)
2000年11月2日(木)午前0時30分(日本時間)
テキサス州ヒューストンのミッション・コントロール・センター

ソユーズ宇宙船と国際宇宙ステーション(ISS)の第1次長期滞在クルーは、今朝2回のランデブー噴射を行い、宇宙での家となるISSへと、さらに近づいています。またプログレス補給船はISSから切離され、ISSのズヴェズダの後部のドッキングポートを開放しました。ソユーズ宇宙船はこのドッキングポートに、米国中部標準時間11月2日木曜日午前3時24分(日本時間11月2日(木)午後6時24分)にドッキングする予定です。

ISSコマンダーのビル・シェパード、ソユーズコマンダーのユーリ・ギドゼンコ、そしてフライト・エンジニアのセルゲイ・クリカレフの3名のクルーは、軌道上での最初の1日を、搭載機器やソユーズとISS間の正確な距離を計る小型のレーザー機器を点検したりして過しました。

プログレス補給船は8月以来ISSに結合していましたが、火曜日午後10時02分(同11月1日(水)午後1時02分)にISSから切離され、2周回後の1時05分(同11月1日(水)午後4時05分)に軌道を離れる逆噴射を行いました。プログレス補給船は南太平洋上フィジーとソロモン諸島の間で大気圏に再突入し、焼失しました。

その直後にギドゼンコはソユーズの姿勢を変更して軌道制御噴射を3秒間実施し、毎秒1.3mの速度調整を行いました。ランデブーの準備のための2回目の軌道修正は、午前7時39分(同11月1日午後10時39分)に実施されました。2回の軌道制御の結果、ソユーズは遠地点高度が170マイル(275km)、近地点高度が151マイル(243km)の軌道に移りました。今朝(同11月1日深夜)の時点でソユーズ宇宙船はISSの5300マイル(約8528km)後方にあり、地球を1周する毎に約709マイル(約1141km)ずつISSに近づいています。

早朝の交信の際、シェパード宇宙飛行士の妻でシェパードの体力機能トレーナでもあるベスが、コロリョフのミッションコントロールセンターから夫とロシア人の2人の同僚に挨拶しました。シェパード宇宙飛行士はまた、モスクワでヒューストンの支援グループ(HSG)の取りまとめ役をしている米国のフライトコントローラチームを代表してESA(ヨーロッパ宇宙機関)のクリスター・フュグレサング宇宙飛行士から挨拶を受けました。

ソユーズのクルーは午前9時(同11月1日午前0時)頃に本日の作業を終了し、今夜(同11月2日午前)起床してランデブーとドッキングの作業に取りかかる予定です。ランデブーの自動シーケンスは木曜日午前1時(同11月2日(木)午後4時)頃に開始される予定です。一連のランデブー手順の最初の段階は午前1時25分(同11月2日午後4時25分)を予定しています。午前2時57分(同11月2日午後5時57分)頃にソユーズはISSの周囲をフライアラウンド(周回)し、3時06分(同11月2日午後6時06分)から、ISSから約500フィート(約150m)付近でのステーションキーピング(停止)を開始します。最終接近は午前3時15分(同11月2日午後6時15分)に開始され、そして午前3時24分(同11月2日午後6時24分)にISSとドッキングする予定です。

ヒューストんのフライトコントローラーは最初の滞在クルーを迎えるためにISSの準備を続けています。第1次長期滞在クルーのISSへの飛行状況はNASATVとインターネットのビデオストリーミング中継(http://spaceflight.nasa.gov)でご覧いただけます。

昨日のカザフスタン共和国バイコヌール宇宙基地から打上げ以来、ソユーズに搭載の機器の状態は良好であり、ISSの状況も良好です。この次のステータスレポートは水曜日午後8時(同11月2日(木)午前11時)頃、または必要に応じて発行する予定です。

 

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2000/iss00-46.html

最終更新日:2000年 11月2日

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