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国際宇宙ステーション・ステータスレポート#00-45 ISSへの第一次滞在(Expedition 1)クルーは米国中部標準時間10月31日午後6時30分(日本時間11月1日午前9時30分)にソユーズに搭載されている目覚しで起床し、軌道上での2日目を開始しました。ソユーズ宇宙船は国際宇宙ステーション(ISS)への接近を続けています。 クルーは午前1時53分(同10月31日午後4時53分)にカザフスタン共和国バイコヌールの宇宙基地から打上げられて約7時間後の、午前9時(同11月1日午前0時)頃に就寝しました。ソユーズは3周回目と4周回目にエンジンを噴射して、木曜日午前3時24分(同11月2日(木)午後6時24分)に予定されているISSとのランデブーのための軌道制御を行いました。 第1次長期滞在クルーの宇宙での2日目は、モスクワのフライトコントローラから送られてくる、ランデブーのための3回目の軌道制御に関するデータを入手することも重要な仕事のひとつです。ランデブーは水曜日の午前2時48分(同11月1日午後5時48分)に予定されています。ソユーズは地球の半周程ISSの後方にありますが、地球を周回する毎にその距離を縮めています。 本日はまた、ISSのズヴェズダに結合しているプログレス補給船の切離しも計画されています。第1次長期滞在クルーを乗せたソユーズは、プログレスが結合していたドッキングポートに結合することなっています。ヒューストンのフライトコントローラはモスクワのフライトコントローラと協力し、切離しのコマンドを送信する作業を行いました。プログレス補給船は過去2回のISSへのシャトル飛行(*)で、クルーたちが残した廃棄物が詰込まれています。本日午後10時2分(同11月1日午後1時2分)にISSから切離され、明日水曜日午前1時(同11月1日(水)午後4時)過ぎに大気圏に突入するための軌道制御コマンドが出され、大気圏内で焼却される予定です。 第1次長期滞在クルーとモスクワやヒューストンのフライトコントローラとの交信は、ロシアの地上局の上空を通過する周回に限られており、軌道上2日目は早い時間帯となりました。クルーとの2日目の交信は、起床から1時間45分後に行われました。 一方ヒューストンでは、フライトコントローラが第1次長期滞在クルーの到着に備えて、ISSの生命維持システムと空気清浄装置を起動しました。クルーはほぼ4ヶ月間ISSに滞在する予定です。ヒューストンのフライトコントローラはプログレス補給船の切離しにも協力する予定です。 第1次長期滞在クルーのISSへの飛行状況はNASATVとインターネットのビデオストリーミング中継(spaceflight.nasa.gov)でご覧いただけます。 ソユーズとISSの各システムは正常に稼働しています。この次のステータスレポートは水曜日午前8時(同11月1日(水)午後11時)頃、または必要に応じて発行する予定です。
出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2000/iss00-45.html
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