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国際宇宙ステーション・ステータスレポート#00-44 ソユーズ宇宙船に搭乗した第一次滞在(Expedition 1)クルーは、新しい有人宇宙飛行の幕開けとなる、国際宇宙ステーション(ISS)とのランデブー・ドッキングへのコースをたどっています。 本日、米国中部標準時間10月31日午前1時53分(日本時間10月31日午後4時53分)にバイコヌールの宇宙基地から打上げられた、ソユーズ・コマンダーのユーリ・ギドゼンコ、第一次滞在コマンダーのビル・シェパード、そしてフライト・エンジニアのセルゲイ・クリカレフは、ソユーズのドッキングプローブを無事に展開し、また宇宙船の軌道姿勢制御システムを点検しました。ソユーズを国際宇宙ステーション(ISS)とランデブーするコースにのせるため、第3周回、第4周回と2周回連続して位相合せの軌道制御を行いました。3回目の軌道制御を明日11月1日午前3時(同11月1日午後6時)直前に実施し、ソユーズの軌道を僅かに高くして、ISSに近づく速さを減速する予定です。 今朝ロシアの地上局との交信の際、クルーはフライトコントローラに、ソユーズ宇宙船とクルーの活動状況につき新しい情報を伝えてきました。この日の最後の交信で3人のクルーは、ランデブー・ドッキングの際に使用するソユーズの船外カメラのテストがうまくいったこと、3人とも気分は良好であること等を報告しました。シェパード、ギドゼンコ、そしてクリカレフは午前9時(同11月1日午前0時)頃就寝しました。そして午後6時30分(同11月1日午前9時30分)頃起床して、4ヶ月と予定されている宇宙での2日目を開始します。 ヒューストンのフライトコントローラは、木曜日早朝(同11月2日午後)に予定されている初めての住人の到着に備えて、ISSの生命維持装置と空気浄化装置を起動しました。またフライトコントローラは、第1次長期滞在クルーが木曜日にドッキングすることになっている、ISSのズヴェズダのドッキングポートに結合しているプログレス補給船を、今夜切離す際の支援作業も行う予定です。プログレス補給船は本日10月31日午後10時02分(同11月1日午後1時02分)にISSから切離され、水曜日午前1時(同11月1日午後4時)過ぎに大気圏に突入する軌道に投入して、焼失させる予定です。 第1次長期滞在クルーの飛行の状況はNASAテレビとインターネットのビデオ・ストリーミング(spaceflight.nasa.gov)でお伝えします。この次のステータスレポートは10月31日午後8時(同11月1日午前11時)頃、または必要に応じて発行する予定です。
出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2000/iss00-44.html
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