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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーションステータスレポート#00-14
2000年 4月 6日(木)午後 4時(米国中部夏時間)
2000年 4月 7日(金)午前 6時(日本時間)
ヒューストンのミッション・コントロール・センター

 打ち上げ管制官やアトランティス号で国際宇宙ステーション(ISS)へ向かうSTS-101の宇宙飛行士達は、本日から明日まで、シャトルカウントダウンの最終リハーサルを実施します。このリハーサルは今月後半に予定されている打上げに向けての、シャトルの準備作業や訓練の最終段階の準備として行われるものです。

 昨日、飛行準備審査会(FRR)の結論として、スペースシャトルと宇宙ステーションのマネジャー達は、4月24日を打上げ予定日として設定しました。この会議では方向舵/スピードブレーキの油圧駆動装置(PDU)の問題点についても検討が行われました。油圧システムの試験でPDUが標準よりも高めの圧力を示していることが検出されていましたが、現在実施中の解析結果によってはPDUを交換することになるかも知れません。マネジャー達はこの作業を射点で行うことを検討していますが、現在のところ打ち上げ日への影響はない模様です。

 打上げは米国東部夏時間午後4時15分(日本時間4月25日午前5時15分)頃に予定されております。このミッションでは設計寿命が尽きようとしているザーリャモジュールの寿命を引き伸ばす作業と、また将来のクルーが使用する補給品を、宇宙ステーションの内外に運搬する作業が行われます。

 コマンダーのジム・ハルセルは数週間前に捻挫した足首も回復して通常の訓練に復帰し、昨夜はシャトル訓練機による着陸訓練を行いました。このミッションへの参加者はハルセルの他はパイロットのスコット・ホロウィッツ、ミッションスペシャリストのメアリー・エレン・ウェーバー、ジェフ・ウイリアムス、ジム・ヴォス、スーザン・ヘルメス、それに、ユーリ・ウサチェフです。最後の3名はISSとドッキングしている期間中、自分達の将来の住みかとなるステーションの内部のいくつかの装置の修理に専念することになります。

 アトランティス号の到着を待ち受けるISSは大きな問題もなく運用されています。ザーリャとユニティモジュールの運用システムが必要とする電力が十分供給されるように、電力システムを管理しています。

 一方、ISSの次の構成要素であるズヴェズダ・モジュールを打ち上げるプロトンロケットの2段目と3段目が、最終点検及び組み立てのためにモスクワに運ばれてきました。カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からのズヴェズダの打ち上げ日は、依然として7月8日と14日の間と予定されています。

 ISSの現在の軌道高度は遠地点が232マイル(373km)近地点が215マイル(346km)です。軌道高度は毎週約1マイルづつ低くなっています。ザーリャの推進装置を使って高度を上昇させることもできますが、アトランティス号が今月ISSに向かうのであれば、ミッションの最後にISSから離れる前にISSの高度を上昇(リブースト)させますので、これは不要になります。ISSは1998年11月の打上げ以来、すでに7860回以上軌道を周回しています。


次のステータスレポートは特にイベントがなければ、4月13日に発行する予定です。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2000/iss00-14.html


最終更新日:2000年 4月 10日

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