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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーションステータスレポート#00-08
2000年 2月24日(木)午後3時(米国中部標準時間)
2000年 2月25日(金)午前6時(日本時間)
ヒューストンのミッション・コントロール・センター

 国際宇宙ステーション(ISS)は、運用に支障を与えるような大きな問題もなく、軌道周回を続けており、将来の滞在クルーのための補給品等を運んだり、メインテナンス作業を行うシャトルの到着を待っています。

 ISSを訪れる次のシャトルクルーは、先週決定されました。この中には、来年、ISSに滞在する予定の第2次長期滞在クルーであるジム・ボス、スーザン・ヘルムズ、ユーリー・ウサチェフも含まれています。彼らは、船長のジム・ハルセルと、パイロットのスコット・ホロウィッツに率いられるSTS-101ミッションで一足先に彼らの家を訪ねることになりました。残りのクルーは、ミッション・スペシャリストのメアリー・エレン・ウェバーとジェフ・ウイリアムズです。アトランティス号は、フロリダ州のケネディ宇宙センターで打上げ準備を進めており、4月13日以降に打上げられる予定になっています。

 機体の準備作業が続けられる一方、ミッション計画を立案する担当者達は、11日間の飛行中に行われる補給品の保管とメインテナンス作業の計画をつめています。ボス及びウイリアムズ宇宙飛行士が行う船外活動(EVA)には、他の作業の他にザーリャの外側に取り付けられた小型のクレーンの位置を点検する作業が追加されました。このクレーンは、ISSを訪問した一つ前のシャトル飛行時にEVAで取り付けられたものです。計画では、ウイリアムズとボスは、クレーンを固定するソケットが正しくはめられているかを確認します。

 一方、ISS内のバッテリの充放電サイクル作業は継続して行われており、現在6台のうち2台のバッテリが回復モードに入っています。これは、各バッテリユニットの寿命と容量を維持するために定期的に行われている作業です。現時点では、3台のバッテリがISSの各機器に必要な全電力を供給しています。

 STS-101の目的は、将来の滞在クルーが使用する補給品を輸送するだけではなく、7月に予定されているズヴェズダ(サービスモジュール)の到着に備えて、ザーリャの古くなったバッテリやその他の機器を交換する予定です。現時点で、ズヴェズダは、7月8日から14日の間に打上げられるよう準備が進められています。

 宇宙ステーション計画のマネージャ達は、来週か再来週に国際パートナと会議を行い、今年の打上げ目標日を含めた組立シーケンスの更新を承認する予定です。このスケジュールには、シャトルによる組立、補給飛行以外にロシアのプログレス補給船による補給飛行も含まれています。

 ズヴェズダが到着した後の最初のシャトル飛行は、ズヴェズダ到着から1ヶ月以内に行われることが承認されました。このSTS-106のクルーは、テリー・ウイルカット船長とパイロットのスコット・アルトマン、ミッション・スペシャリストのダン・バーバンク、リック・マストラッチオ、エド・ルー、ユーリー・マレンチェンコ、ボリス・モルコフです。

 ISSは、約374kmから364kmの軌道高度を周回しています。1998年のザーリャの打上げ以来、ISSは、7,227回以上軌道を周回しています。



最終更新日:2000年 2月 28日

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