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「きぼう」日本実験棟運用シミュレーション訓練 2005年10月2005年10月28日に筑波宇宙センター(TKSC)の宇宙ステーション運用棟とNASAジョンソン宇宙センター(JSC)を結んで実運用を模擬したシミュレーション訓練が行われました。 訓練概要
TKSCにある「きぼう」運用管制システムとJSCに設置しているISS/「きぼう」シミュレータ、JSCのISS管制設備を接続して各種データ伝送を行い、実際の運用を想定したシミュレーション訓練を行いました。 このシミュレーションは、日米双方が参加するため、日本時間の早朝から開始し1日掛かりで行いました。 今回のシミュレーションは、船内保管室と船内実験室の結合が完了したという設定で開始し、主に船内保管室の起動作業を実施しました。タイムラインに従って、船内保管室のヒータによる熱制御装置や、分電箱、煙感知器、照明装置、非常用の照明用電力供給装置など各機器の起動や、船内保管室の中から広報イベントなどが行われ、本番さながらの訓練でした。 シミュレーション中にノード2(結合モジュール2)の直流変圧器や、分電箱、電力遮断装置の不具合を発生させ、その問題についての対処方法の検討や運用スケジュールの再設計などのシミュレーションを行い、訓練の目的は達成されました。
今後の予定「きぼう」の運用に向けて、運用に関わる飛行管制官の準備は順調に進んでいます。今後もJAXA内で、またはNASAとつないで、本番を想定した「きぼう」に関わる運用シミュレーション訓練を行っていきます。
最終更新日:2005年11月14日
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