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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

油井亀美也宇宙飛行士
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油井宇宙飛行士の活動状況(2015年12月 4日)

12月2日、油井宇宙飛行士は、Biochemical Profile(生化学検査)と呼ばれる実験の帰還およそ14日前のサンプル採取を行い、自身の唾液の採取を行いました。採取したサンプルは、冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)に保管しました。

この実験は、宇宙飛行前と滞在中、地球帰還後に取得した血液と尿サンプルなどを分析する事で宇宙飛行の影響を調査するもので、サンプル中の特定のタンパク質と化学物質をバイオマーカー(身体状況を測定する指標)として評価します。

油井宇宙飛行士とチェル・リングリン宇宙飛行士は、Ocular Healthと呼ばれる眼の機能障害を調べる実験の飛行およそ120日目のデータ取得を継続しました。ふたりはスコット・ケリー宇宙飛行士の支援をうけながら、光干渉断層計(Optical Coherence Tomography: OCT)という装置を用いた眼球組織の断層像撮影と、ファンドスコープという器具を用いた眼底検査を行いました。

Ocular Health実験では、微小重力状態によって誘発される視覚障害/頭蓋内圧のリスクを把握するため、系統的な生理データの収集を必要としています。研究者は、宇宙滞在中および帰還後に変化する視覚、血管、中枢神経系の測定値データが、対策や臨床診療ガイドラインを作る助けになると考えています。

油井宇宙飛行士は、シグナス補給船運用4号機(OA-4)のISSへの到着に備えた準備として、補給船の結合時に使用する位置決め用カメラ(Centerline Berthing Camera System: CBCS)をシグナス補給船が結合予定の「ユニティ」(第1結合部)の地球側ポートに設置しました。設置後、地上の専門チームと連携して、カメラがとらえた映像を「キューポラ」(観測窓)のロボットアーム操作卓(Robotics Work Station: RWS)のモニタおよび地上へ送信するための作業を行いました。

また、帰還に備え、私物の梱包を継続しました。それらの物資は自身とともにソユーズ宇宙船(43S)に搭載して地上に回収するほか、今後打上げ予定のドラゴン補給船運用8号機、9号機で回収されます。

その他、アマチュア無線を利用して神奈川県の小学校と交信イベントを行い、油井宇宙飛行士は児童からの質問に答えました。


*断りの無い限り、日時はISSでの時間(世界標準時(日本時間-9時間))です。

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