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油井宇宙飛行士の活動状況(2015年11月19日)
11月17日、油井宇宙飛行士は、「無重力ストレスの化学的シグナルへの変換機構の解明(Cell Mechanosensing)」実験に備えて、「きぼう」日本実験棟の船内実験室にある多目的実験ラック(Multi-purpose Small Payload Rack: MSPR)の実験用操作端末(Experiment Laptop Terminal: ELT)の準備を行いました。
油井宇宙飛行士は、ELTのハードディスクを交換して、MSPRの小規模実験エリアとELT間のケーブルを設置しました。
Cell Mechanosensing実験は、来年1月にドラゴン補給船運用8号機(SpX-8)で試料が到着後に開始を予定しています。
この実験は、3回の打上げ機会で哺乳類(ラットとマウス)とアフリカツメガエルの細胞をISSに運び、「きぼう」内の細胞培養装置で培養し、蛍光顕微鏡を使って生きている状態で観察した後、冷蔵状態で地上に回収し解析します。細胞が重力を含む機械的ストレスを感じて応答する仕組みを調べ、"なぜ筋肉は宇宙環境や寝たきり状態では萎縮するのか?"という疑問を世界で最初に解決することを目指しています。
また、油井宇宙飛行士は、現在ロシアの小型研究モジュール1(MRM-1)に結合しているソユーズ宇宙船(43S)を高解像度で撮影するためデジタル一眼レフカメラの設定を行いました。
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