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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

油井亀美也宇宙飛行士
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油井宇宙飛行士、Plant Gravity Sensing 実験を開始(2015年10月 6日)

10月2日、油井宇宙飛行士は、きぼう」日本実験棟でJAXAのライフサイエンス実験「植物細胞の重力受容の形成とその分子機構の研究(Plant Gravity Sensing)」の実験を開始しました。

10月1日に準備しておいた実験サンプルを冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)から取り出し、サンプルを植物実験ユニットにセットした後、細胞培養装置(CBEF)に設置し、約10日のシロイヌナズナの育成を開始しました。

また、米国の超小型衛星放出に向けた準備を行いました。「きぼう」のエアロック内への超小型衛星の設置確認を行った後、エアロックを減圧しました。米国の超小型衛星は「きぼう」のエアロックから搬出された後、「きぼう」のロボットアームを使用して、日本時間10月5日~7日にかけて放出されます。

宇宙医学に関する調査の一環として、週に一度の頭痛に関するアンケートに回答しました。宇宙滞在中の頭痛に関する調査を行うことにより、症状を軽減する方法の開発に役立ち、また、地上での類似例についての知見も向上させることができます。

メンテナンス作業としては、風速計を用いて米国側モジュールのモジュール間通風換気(IMV)の換気口の測定作業を行いました。この作業は120日おきに行われ、風速測定のほか、一部の場所については点検作業も行われます。

 

「デスティニー」(米国実験棟)で作業を行う油井宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)


*断りの無い限り、日時はISSでの時間(世界標準時(日本時間-9時間))です。

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