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油井宇宙飛行士の活動状況(2015年9月14日)
9月10日、油井宇宙飛行士は、「きぼう」日本実験棟の船内実験室にて、「その場観察による溶液中のソーレ効果の解明」 (Soret-Facet:ソーレファセット)実験の次の開始に備えて流体ラックに設置されている溶液結晶化観察装置(SCOF)の設定を変更しました。
ソーレ効果とは、液体に温度勾配を与えたときに、その液体の中で濃度勾配が形成される熱力学現象です。2種の成分が混ざっている液体の場合、重い成分が低温側へ、軽い成分が高温側に移動することが多くみられます。地上では重力の影響で熱対流が発生し正確な計測をすることができません。
また、9日に続きNASAのSalivary Markersと呼ばれる実験の一環で唾液と尿を採取し、採取したサンプルを冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)に保管しました。
なお、ゲナディ・パダルカ、アンドレアス・モーゲンセン、アイディン・アイムベトフ宇宙飛行士は、ソユーズTMA-16M宇宙船(42S)に搭乗して、日本時間9月12日午前9時51分に地球に帰還したため、ISSは6名体制に戻りました。
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