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油井宇宙飛行士の活動状況(2015年8月10日)
8月6日、油井宇宙飛行士は、NASAの人体研究プログラム(Human Research Program: HRP)の一環として、自身の右足のふくらはぎや大腿部の超音波測定を行いました。これはSprint実験と呼ばれ、高負荷・短時間の運動でISS長期滞在中の筋萎縮や骨量の減少を最小限に抑えるプログラムを開発することを目的としています。
また、油井宇宙飛行士は、7月28日から行われていたライフサイエンス実験「植物における回旋転頭運動の重力応答依存性の検証(Plant Rotation)」の作業を行いました。「きぼう」日本実験棟の細胞培養装置から終了した実験サンプルを取りだしました。第3回目となる今回の実験では、イネのサンプルを微小重力環境で生育させ、その後、人工重力環境(1G)に移して生育させました。Plant Rotation実験は、植物の茎や根が首(先端部)を振り、回旋しながら伸長する「首振り運動」と重力の関係性を調べます。
8月7日には、チェル・リングリン宇宙飛行士とともにOcular Healthと呼ばれる眼球の機能障害を調べるNASAの実験を行いました。ふたりは互いの眼をスキャンし、また、血圧測定を行いました。
Ocular Healthは、これまでISSに長期滞在した宇宙飛行士の間で、視覚に変化が生じた事例が見られたことから、その根本的な原因を調べて対策を開発するために行われています。
また、東京都の国分寺市で開催された「宇宙とつながる日」というイベントの一環で、油井宇宙飛行士にとってはじめてとなる地上との交信イベントが催されました。油井宇宙飛行士は同市と武蔵野、三鷹、小金井、国立市の小中学生からの質問に答えました。
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