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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

野口聡一宇宙飛行士

野口宇宙飛行士、トレッドミルの整備やソユーズ宇宙船(21S)の移動飛行の手順確認などを実施(2010年5月11日)

写真

ISSから分離したプログレス補給船(36P)(提供:NASA)

5月7日、野口宇宙飛行士は、トレーシー・カードウェル宇宙飛行士とともに、「トランクウィリティー」(第3結合部)にて、トレッドミル(Combined Operational Load Bearing External Resistance Treadmill: COLBERT)の設置作業の最終手順に進み、ナットを締めた後、定期的に緩みがないか点検するために全てのナットの位置をマーキングしました。

その他、尿処理装置(Urine Processor Assembly: UPA)のタンクに、処理にかける汚水を充填する作業などを行いました。

5月8日、9日は休暇を取り、軽い作業をして過ごしました。5月8日には、カードウェル、ティモシー・クリーマー両宇宙飛行士と共に、STS-132(UFL4)ミッションで実施する物資の移送作業について、地上の専門家およびSTS-132クルーと意見交換を行いました。

5月10日、プログレス補給船(36P)の分離時の映像を取得するために、オレッグ・コトフ、クリーマー両宇宙飛行士と、ビデオ機器のセットアップを行いました。プログレス補給船(36P)は、5月10午後8時16分に国際宇宙ステーション(ISS)から分離しました。

また、5月12日に予定されているソユーズ宇宙船(21S)のドッキングポート変更に向けて、コトフ、クリーマー両宇宙飛行士とともに、飛行手順を確認しました。

その他、野口宇宙飛行士は、「コロンバス」(欧州実験棟)にて、生物学実験ラック(Biolab)にカメラ機器をセットし、重力が植物の茎や根の成長に与える影響を調べるWAICO実験の記録撮影を行いました。

なお、5月7日、野口宇宙飛行士の宇宙滞在日数は、昨年12月21日のソユーズ宇宙船(21S)打上げから数えて138日目を迎えました。これにより、若田宇宙飛行士が記録していたJAXA宇宙飛行士の連続宇宙滞在日数の最長記録である137日を超えました。

※特に断りのない限り、日付は日本時間です。

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