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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

野口聡一宇宙飛行士

野口宇宙飛行士、ISSの環境計測に関わる作業やSTS-130ミッションに向けた準備を行う(2010年2月 2日)

写真

米国の教育イベントの様子(提供:NASA)

2月1日、野口宇宙飛行士は、米国の環境衛生システム(Environmental Health System: EHS)の機器を使用して、国際宇宙ステーション(ISS)の騒音対策の効果を評価するために聴覚の定期診断や、空気のサンプリングを行いました。

また、ISSで主要な放射線計測機器として使用されている組織等価比例計数管(Tissue Equivalent Proportional Counter: TEPC)を「ハーモニー」(第2結合部)から「きぼう」日本実験棟船内実験室に移動する作業を行いました。TEPCは、継続的に放射線強度を計測する装置で、ISSの至る所で計測するため、定期的に移動されます。

STS-130(20A)ミッションに向けて、物資の移送作業や、1月26日に実施したR-Bar・ピッチ・マヌーバ(R-Bar Pitch Maneuver: RPM)時の写真撮影に関わる訓練の結果を、地上の専門家と確認しました。

その他、改良型エクササイズ装置(Advanced Resistive Exercise Device: ARED)の定期的なメンテナンス作業や、ジェフリー・ウィリアムズ、ティモシー・クリーマー両宇宙飛行士とともに、米国の教育イベントに参加しました。

2月2日は、STS-130ミッションで使用する船外活動ユニット(Extravehicular Mobility Unit: EMU)のサイズを調整する作業や、宇宙飛行士の中枢神経系へ長期間の飛行が与える影響(Anomalous Long Term Effects in Astronauts' Central Nervous System: ALTEA)実験に関わる作業などを行う予定です。

※特に断りのない限り、日付は日本時間です。

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