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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

野口聡一宇宙飛行士

野口宇宙飛行士の作業状況(2010年1月12日)

写真

「きぼう」船内実験室で作業する野口宇宙飛行士(提供:NASA)

1月8日、野口宇宙飛行士は、「きぼう」日本実験棟ロボットアームの子アーム組立てに使用した工具の片付けや、宇宙庭の写真撮影、定期的に行うNASAの医学検査などを行いました。

1月11日、野口宇宙飛行士は、ティモシー・クリーマー宇宙飛行士とともに、国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を操作して、船外保管プラットフォーム3(External Stowage Platform: ESP-3)をP3トラスからS3トラスへ移設する作業を開始しました。移設作業は2日間にわたり行われます。1月11日は、ESP-3をP3トラスからSSRMSで取り外し、モービルベースシステム(Mobile Base System: MBS)に取り付ける作業を行いました。1月12日に、ESP-3をS3トラスへ取り付ける作業が行われる予定です。

また、1月11日、野口宇宙飛行士は、長期宇宙飛行時における心臓自律神経活動に関する研究(Biological Rhythms)を開始しました。この実験は、24時間心電図記録を行い、生物学的リズムの変動と、睡眠中における心臓の休息度等を評価するものです。計測は1月12日に終了する予定です。その他、ISS内の運動器具のひとつである改良型エクササイズ装置(Advanced Resistive Exercise Device: ARED)のメンテナンスを実施しました。

1月14日、ISSではロシアの船外活動が実施される予定です。船外活動を担当するオレッグ・コトフ、マキシム・スライエフ両宇宙飛行士は、1月12日に実施するリハーサルに備えて、1月11日にオーラン宇宙服の整備を終えました。1月14日の船外活動では、ロシアの小型研究モジュール2(Mini-Research Module 2: MRM2)のドッキングポートを使用可能とするための作業などが予定されています。

※特に断りのない限り、日付は日本時間です。

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