このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。
<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。
ソユーズ宇宙船(53S)着陸!(2018年6月05日)
金井宇宙飛行士ら3名のクルーを乗せたソユーズMS-07宇宙船(53S)は、日本時間6月3日午後9時39分にカザフスタン共和国に無事着陸しました。
地上へ帰還した金井宇宙飛行士は、医療テントで健康状態の検査を受け、健康状態に問題ないことが確認されました。
その後、金井宇宙飛行士ら3名のクルーは、着陸地からカザフスタン共和国のカラガンダ空港に移動し、カラガンダ空港にて帰還のセレモニーを行いました。
金井宇宙飛行士とティングル宇宙飛行士は、日本時間6月4日午後9時15分頃、ヒューストンのエリントン空港へ到着しました。
ジェットコースターのようだった。
ソユーズの手順書を持っていたが、重くなりその重力を感じた。
明日からのスケジュールを教えてもらって、こなしていきたい。
これから誰もが宇宙に行く時代が来る。
自分は宇宙に行った先駆けとしての仕事で貢献できて幸運だった。
ずっと宇宙食だったので、おいしいごはんが食べたい。
白いご飯とお味噌汁を食べたい。
金井宇宙飛行士、国際宇宙ステーションでの長期滞在成功、おめでとうございます。
金井さんのミッションテーマである「健康長寿のヒントは宇宙にある。」のとおり、アミロイド線維の機構解明のための繊維成長実験や遺伝子欠失マウスの軌道上飼育の技術で目覚ましい成果を出され、我々もとても誇らしく感じております。 また日本人飛行士4人目となる船外活動、国連宇宙部との連携協力(KiboCUBE)第1号となる超小型衛星の放出など、金井さんの宇宙飛行士としての技量も遺憾無く発揮されました。金井さん自身の宇宙飛行士としての国際的な評価も高まったことでしょう。
帰還後は、まずはご家族とゆっくり過ごしてリハビリテーションに努めていただき、その後滞在中に得た経験を日本の皆さんに伝えて下さい。ではヒューストンでお会いするのを楽しみにしております。
2018年6月3日
JAXA宇宙飛行士
野口 聡一
金井宇宙飛行士の無事帰還、そして長期滞在ミッションの成功を大変うれしく思います。
金井宇宙飛行士は、国際宇宙ステーション(ISS)第54次/第55次長期滞在ミッション中、アルツハイマー病などの原因解明を目指した線維成長実験や、微小重力などの宇宙ストレスを詳細に調べるための小動物の軌道上飼育、ケニア初の超小型衛星の放出など多岐にわたる実験に加え、ISSロボットアームの保守に関わる船外活動やISSロボットアームを操作してのドラゴン補給船把持などISS運用に関わる重要な作業を行いました。私もNASAジョンソン宇宙センターにおいてミッションの運用や計画調整などの支援に携わらせていただきましたが、確実な作業は関係者の間で高く評価されました。
金井宇宙飛行士の大車輪の活躍に、私自身も刺激を受けました。金井宇宙飛行士には久しぶりの地球をじっくり味わってもらいつつ、将来の宇宙探査に向けてISSでの知見・経験の共有など、帰還後の活躍も期待しています。
2018年6月3日
JAXA宇宙飛行士
星出 彰彦
Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency | SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約 |