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アメリカの民間企業オービタル・サイエンシズ(OSC)社の無人補給船、シグナス3号機(Orb-3)を載せたアンタレスロケットは、米国東部夏時間10月28日午後6時22分(日本時間10月29日午前7時22分)、打上げ直後に爆発し、打上げは失敗しました。
現在NASA及びOSC社により、原因究明作業が行われております。
Orb-3では、食糧やクルーへの支給品、システム関連機器、実験関連機器などをISSに運ぶ予定でしたが、今回、ISS/きぼうの維持運用に必要となる重要なシステム関連機器は搭載されていないため、当面のISS/きぼうの運用に支障はありません。
Orb-3には、日本から以下の機器等が搭載されておりました。
なお、今後の物資補給計画については原因究明次第となりますが、日本は宇宙ステーション補給機「こうのとり」でISS計画に貢献しており、ミッションの着実な遂行に向け準備を行っていく予定です。
※以降の内容は、打上げ前に計画されていた内容です。
シグナス補給船運用3号機(Orb-3)ミッションは、オービタル・サイエンシズ社(Orbital Sciences Corporation: OSC)のシグナス補給船を、同社が開発したアンタレスロケットで打ち上げ、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を補給するフライトです。ISSへ向かうフライトとしては、4度目の飛行となります。
なお、シグナス補給船のISSへのランデブ・結合方法には、日本が開発した宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)と同じ方式が採用されています。ISSに接近したシグナス補給船は、「きぼう」日本実験棟船内実験室に搭載されている近傍通信システム(Proximity Communication System: PROX)を介してISSとデータ通信を行います。
JAXAは、Orb-3のISSへの接近やISSからの離脱時に、PROXの稼働状況を確認し、PROXの動作を確実に保つことによりOrb-3の運用を支援します。
Orb-3ミッションでは、食糧やクルーへの支給品、システム関連機器、実験関連機器などをISSに運びます。
JAXA関連の搭載品としては、「きぼう」船外実験プラットフォームに設置する簡易曝露実験装置(ExHAM)で実施する以下の実験の試料が運ばれます。
打上げ予定日時 | 2014年10月29日午前7時22分(日本時間) 2014年10月28日午後6時22分(米国東部夏時間) |
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射場 | 米国バージニア州NASAワロップス飛行施設Mid-Atlantic Regional Spaceport (MARS) Pad-0A |
使用ロケット | アンタレスロケット5号機 |
重量 | 搭載品合計約2,215kg |
SSRMSによる 把持予定日 |
2014年11月2日(米国時間) |
ISS離脱予定日 | 2014年12月3日(米国時間) |
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