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国際宇宙ステーション(ISS)に係留されていたシグナス補給船運用2号機は、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)によって「ハーモニー」(第2結合部)から取り外された後、米国中部夏時間8月15日午前5時40分(日本時間8月15日午後7時40分)にSSRMSから放出され、ISSを離脱しました。その後、シグナス補給船運用2号機は、8月17日午前7時34分(同8月17日午後9時34分)に軌道離脱噴射を行い、午前8時15分(同午後10時15分)頃に太平洋上空で大気圏に再突入し、燃焼廃棄されました。
シグナス補給船運用2号機(Orb-2)ミッションは、オービタル・サイエンシズ社(Orbital Sciences Corporation: OSC)のシグナス補給船を、同社が開発したアンタレスロケットで打ち上げ、ISSに物資を補給するフライトです。
なお、シグナス補給船のISSへのランデブ・結合方法には、日本が開発した宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)と同じ方式が採用されています。ISSに接近したシグナス補給船は、「きぼう」日本実験棟船内実験室に搭載されている近傍通信システム(Proximity Communication System: PROX)を介してISSとデータ通信を行います。
JAXAは、Orb-2のISSへの接近やISSからの離脱時に、PROXの稼働状況を確認し、PROXの動作を確実に保つことによりOrb-2の運用を支援します。
Orb-2ミッションでは主に以下の補給品をISSに運びます。
打上げ日時 | 2014年7月14日午前1時52分(日本時間) 2014年7月13日午後0時52分(米国東部夏時間) |
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射場 | 米国バージニア州NASAワロップス飛行施設Mid-Atlantic Regional Spaceport (MARS) Pad-0A |
使用ロケット | アンタレスロケット4号機 |
重量 | 搭載品合計約1493.8 kg |
SSRMSによる 把持日時 |
2014年7月16日午後7時36分(日本時間) 2014年7月16日午前5時36分(米国中部夏時間) |
ISSへの 結合日時 |
2014年7月16日午後9時53分(日本時間) 2014年7月16日午前7時53分(米国中部夏時間) |
ISS離脱日時 | 2014年8月15日午後7時40分(日本時間) 2014年8月15日午前5時40分(米国中部夏時間) |
再突入日時 | 2014年8月17日午後10時15分頃(日本時間) 2014年8月17日午前8時15分頃(米国中部夏時間) |
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